『筒美京平からの贈りもの』
好きなものとの関わり方はマラソンみたいなものだって上司に言われて、なるほどなあと思ったから、コンテンツに関するあれこれを文章で残しておこうと思い立った 文章というよりもはやメモ書き
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NHKスペシャル『筒美京平からの贈りもの』みた。そもそも筒美京平のこと全然知らないけど、何らかの作品を作り続けている人は全般的に好き。
松本隆に取材しているのはごく自然で、他に宮本浩次、マッチ、本間昭光に取材してた。宮本さんはいつも通り、一つ一つ丁寧に言葉を選びながら(選びきれない時もある)、筒美京平が作曲した楽曲の素晴らしさを語っていて。ああ、本当に彼の曲が好きなんだなということが伝わる。
マッチの取材動画は、マッチが歌の経験が少なかったことがやたら強調されており。そのエピソードから、筒美京平がアイドルの楽曲では特に歌詞の行間のアレンジに力を入れていたことが取り上げられている。アイドルだったら他には松本伊代、早見優、少年隊あたりがVTRに出てきたけど、少年隊は3人いるから歌を踊りでカバーできそうな気がしていて、歌詞の行間をアピールするには弱い。松本さん早見さんはヒット曲が多くはないので、ヒット曲の数・松本隆と筒美京平がタッグを組んだ「スニーカーぶる〜す」を有しているという点でもマッチがベストだったのかなと思っている。が、他にもありそう。権利問題とか。
いきものがかりとかの曲も手がけている音楽プロデューサー本間昭光への取材は、筒美京平が手がけた曲の構成に繋げるための動線だった。昭和のヒットメーカー筒美との対比で現代版・ヒットメーカーの音楽プロデューサーに筒美京平が作った曲の魅力を語らせることで、この曲はいつの時代も色あせず素晴らしいんだなと箔付けできる。
絶対に伝えたいことを主軸にしてインタビュイー選んでいくって感じなんだろうか。予想外の答えが面白いとはいえ、だいたい想像しているクオリティの話をしてくれる人じゃないと選べないよな。そうなると同じカテゴリー(音楽とか)内で話聞ける人も狭まってきちゃいそうだけど、局内でもインタビュイー被らせたら番組に新鮮味なくなっちゃうし選ぶの大変そうだなと思った。
この番組、画像編集も好きだった。ただインタビューを文字起こしして明朝体で画面の下に入れ込むだけじゃなかった。これ、定番のフォントとかあるんだろうか。(と思って調べてみたら色々あった テレビのテロップに情熱注いでいる人がどこかにいるって思うと良い気分になる)
窓に文字を載せる表現よかったな。右に「メインストリーム」、左に「サブカルチャー」、そして中央に「衝突」。言葉と映像が独立ではなく、共存している感じがよかった。手を取り合って!
NHK好き
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