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「存在の芯」 -無と微塵の間で-:第八幕

[タイムトラベルの可能性]

シーン32:真田光の自宅にある、雑然とした研究室
 
登場人物: 星野サユリ、真田光、西園寺レイ
サユリとレイは、光の机の上に広げられた難解な数式や図形を眺めている。
 
サユリ: (目を輝かせて) 光、これってタイムマシンの設計図?
 
光: (苦笑しながら) いや、そう簡単にはいかないよ。
でも、素粒子を使えば、時間を操る可能性はあるんだ。
 
レイ: (興味津々に) 素粒子で時間を操る? それってどういうこと?
 

光: (プロジェクターから図を描きながら)
例えば、タキオンっていう素粒子があるんだけど、
これは光よりも速く動くことができるんだ。
もしタキオンをコントロールできれば、
理論的には過去へ情報を送ることができるかもしれない。
 
サユリ: (興奮気味に) じゃあ、タイムマシンが作れるってこと?
 
光: (真剣な表情で)
いや、まだまだ分からないことだらけだ。
それに、過去を変えてしまうと、パラレルワールドが
できてしまう可能性もある
タイムトラベルは、とても危険な行為なんだ。
 
レイ: (少し不安そうに)
パラレルワールド? それって、
私たちの世界とは別の世界ってこと?
 
光: (頷きながら)
そう。もし過去を変えてしまったら、私たちの世界とは
違う歴史を持つ世界ができてしまうかもしれない。
それは、とても恐ろしいことだ。


シーン33:緑豊かな公園
 
探偵団は、芝生の上に座って空を見上げている。
 
サユリ: (少し悲しそうに)
タイムトラベルは、やっぱり無理なのかな…
 
レイ: (サユリを励ますように)
でも、光が言ってたように、可能性はあるんだよね?
だったら、諦めずに調べてみようよ!
 
光: (微笑みながら)
そうだね。素粒子の世界は、まだまだ謎だらけだ。
もしかしたら、私たちが想像もできないような方法で、
時間を操ることができるかもしれない。
 
3人は顔を見合わせ、力強く頷き合う。
 
ナレーション:
素粒子探偵団の旅は、まだ始まったばかり。
彼らは、素粒子の世界に隠された様々な謎を解き明かし、
タイムトラベルの可能性を探っていく。
彼らの冒険は、私たちを未知の世界へと導いてくれるだろう。
 
[映像は、3人が未来に向かって進んでいく姿]


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