「存在の芯」 -無と微塵の間で- :第三幕
シーン9:学校の屋上
サユリ:(遠くを見つめながら)
宇宙って、一体何でできているんだろう?
光:(サユリの隣に立ち、微笑む)
素粒子だよ、サユリ。
この世界のすべては、目に見えないほど小さな素粒子の集まりなんだ。
レイ:(発明品を抱えながら登場)
じゃあ、その素粒子を直接見てみたい!
サユリ:(目を輝かせる)
そうだ!素粒子探偵団を結成して、素粒子の謎を解き明かそうよ
光:(渋々) おいおい、そう簡単にはさぁ…
シーン10:図書館
探偵団の3人は、山積みの本に囲まれている。
光:(難しい顔で本を読む)
素粒子の種類はたくさんあるし、その性質も複雑だ。
レイ:(スケッチブックに図を描きながら)
でも、その謎を解くための手がかりがあるはず!
サユリ:(立ち上がり、決意に満ちた表情で)
じゃあ、まずは世界最大の加速器を見に行こうよ
シーン11:大型ハドロン衝突型加速器(アニメーション)
巨大な円形のトンネル内を、光速に近い速さで素粒子が駆け巡る。
2つの素粒子が衝突し、まばゆい光とともに新たな素粒子が生まれる。
サユリ:(興奮気味に)
すごい!これが宇宙誕生の瞬間みたい!
光:(頷きながら)
まさに、ビッグバンを再現しているんだ。
レイ:(目を輝かせる)
素粒子の世界は、無限の可能性に満ちている!
シーン12:再び学校の屋上
3人は、夕焼け空を見上げている。
サユリ: 素粒子探偵団の冒険は、まだ始まったばかり。
光: これからも、一緒に素粒子の謎を解き明かしていこう!
レイ: そして、いつか僕たちだけの新しい発見をしよう!
3人は、笑顔で拳を合わせる。
ナレーション:
素粒子探偵団の冒険は続く。
小さな素粒子が織りなす大きな宇宙の謎を、彼らは解き明かすことができるのか?
(つづく)
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