KKK温浴ビジネス研究会セミナーの開催
新しい顧客開拓のために何が必要かと考えた時、まずは小林経営企画事務所を知ってもらうこと、そして自分がどういうことができる人間なのかを知ってもらうこと、まずはそこから始めないといけないと考え、「KKK温浴ビジネス研究会セミナー」という公衆浴場向けのセミナーを開催することにしました。
その当時は公衆浴場向けのセミナーはほとんど行われておらず、参加者がどれほどになるのかも分からないまま、とにかくやってみようということで開催を決定しました。
まずは準備から。
個人事務所ですから案内状の送付、会場の抑え、プレゼンの準備、機器の設置、受付から司会進行まで全部ひとりで行わないといけません。
一番悩んだのが会場の場所と広さ。
何人来ていただけるかもわかりませんし、あまりにもガラガラの会場になると目も当てられません。
会場はもしかすると関西圏以外の方にもきていただけるかもしれないので新大阪に決めました。
結局は何の根拠もなく、30名ほどの会場を抑えて郵送で案内状を送ることに。
総合ユニコム出版の全国温浴事業者名簿と関西圏の公衆浴場名簿からほとんど無作為に案内状を送りました。
テーマはすぐに決まりました。
皆さんが興味があるであろう「業界の実状について」。
会社員時代からいつも感じていたことですが、温浴事業者さんがまず何を知りたいのかというと他店のこと、自分の店の立ち位置です。
結果的には23名の方に参加いただけ、非常に好評をいただきました。
KKK温浴ビジネス研究会セミナーは後に8回開催し、このセミナーを通じて様々な方と知り合うことができました。
コンサルタントとしてセミナーや講習会を糧にされている方もいると思いますが、私自身としてはあくまで自分自身を知ってもらう場であり、人脈を広げることが目的でした。
実際にセミナー自体はいつも赤字か収支トントンくらいでしたが、このセミナーを通じて知り合った事業者さんや専門業者さんは今ではとても大切な存在になっています。
まだそれほど温浴事業者さんがSNSをやっていない時代、セミナー開催は当事務所を知ってもらう一歩目としては非常に重要だったと思います。