【エンジニア採用を始める方向け】採用進める上で重要な3つのポイント
はじめまして。シェア買いアプリを提供するカウシェにて中途採用立ち上げを経て、プロ人事シェアリング事業Carry Upを運営するONXにて代表しております馬場です。
今回は、ビザスク人事のせんかわさんにお誘いいただき、エンジニア採用 Advent Calendar 2023 の12/12(火)分の記事として執筆させていただきます!
最近はサウナ・ゴルフにハマっております!
富士にあるサーマルクライムスタジオというサウナのアンバサダーをしており、会員価格で最高のサウナに入れるので興味ある方はぜひ一緒にいきましょう!
エンジニア採用の現状について
みなさまご存知の通りですが、有効求人倍率は右肩上がりで上昇を続けておりエンジニアに関しては特に他の職種に比べても高倍率です。
エンジニアのみではないですが、経済産業省が2019年3月に発表した「IT人材需給に関する調査」の中で、2030年に最大約79万人が不足する可能性があると言われており、IT人材の確保はかなり深刻な状態です。
かつ生産年齢人口の減少も引き続き見込まれるため、有効求人倍率の増加は一過性のものではなく、今後も続くと想定されていくため、常に採用をアップデートさせていく必要があります。
今までの採用市場は企業>候補者で、いきなり面接・正社員での登用が当たり前でしたが、企業<候補者の時代に変化したため、まずはカジュアル面談・副業など業務委託からの正社員転換など選考体験も多様になってきました。
特にエンジニア採用においてはこの背景を押さえながら進めていくことが重要に思います。
初回接点
その上で私がスタートアップ企業で勤める & ご支援させていただく中で見えてきた重要なポイントを3つ本日はお話しできればと思っています。
個人的には一番大事なポイントが初回のカジュアル面談でのアトラクトの最大化です。
ここでアトラクトしきれるかどうかで決まります。
主要ポジションはCPOやCTO、エンジニアリングマネージャーなど会社の核をなす方でアトラクトが上手な方を初回からアサインして頂きたいです。
かつカジュアル面談は会社説明の場ではなく、候補者様のための時間で、あえていうのであれば選考に乗ってもらうために自社を知ってもらう場であるので、アジェンダ設計が重要です。
アジェンダとしては下記を参考にアレンジいただけると良いかと思います。
候補者との接点は3回ほどしか持てないので初回から全力で当たりましょう。
また面談での時間は限られているので可能な範囲でインタビュー記事やテックに特化した採用ページを作成するなど面談前にインプットしていただける体制を作りましょう。
他社と比べて秀ている部分や、面談時によく聞かれる内容については資料化しておくと効率的に面談を進められます。
以前属していたカウシェでもProductポジション特化の採用ページを作っていました。
業務委託からの正社員登用
今ではだいぶ当たり前になってきたが業務委託からの登用を検討しましょう。
エンジニアはフリーランスの方が他の職種に比べて多いと存じますが、一口に業務委託を受ける人の中でも複数パターンが存在すると思います。
転職顕在層からの内定承諾だけに絞ってしまうよりは業務委託からの登用も是非チャンネルの一つとしてご検討ください。
メリットとしては大きくは下記の2点かなと思っています。
- お互いを知った上で正社員としての登用ができるのでミスマッチが少ない
- 業務委託で入っていただくことがアトラクトに繋がるため
ただ業務委託からの登用の体制が整っていないままスタートしてしまうと工数だけが増えてしまう恐れがあるので、準備が必要です。
ここでの1番のポイントは業務をお渡しするのではなくミッションをお渡しすることかなと思っています。
例えばですが「あなたにはここの業務をお任せしたい」のようにはせず、CxO陣や事業部長などハイアリングマネージャーと一緒に「あなたにはこの目標達成をお願いしたい」のようにミッションを達成するための目標を作っていきます。
初めは事業にとって良い目標設定をするのが難しい可能性はありますが、いい目標を作るようになってきたら、メンバー自身で進めていきます。チームや会社に慣れ、成果を出せるまでは基本的に伴走できるような体制づくりが副業体験の良さにもつながるので望ましいです。
また私が人事をしていたときはユートラストさんやOffersさんが業務委託からの正社員転換を叶えやすい媒体な印象でしたので、ご興味ある方はお問い合わせしてみると良いと思います(必要あれば私からお繋ぎしますので、お声がけください)
またカウシェの時に株主であるグローバルブレイン様から複業についての取材を受けた記事もありますので、是非ご参考にください。
タレントプール運用
運用する前に準備が一つだけあります。
まずは自社の立ち位置を理解し、いつ何をどうアクションしたらよいか明確にすることが重要です。そのために面談後や面接後の現状を正しく理解することから始めるのがおすすめで、面談後アンケートを用意しましょう。
アンケートで印象のお伺いと次回のアクションを決定できる内容を盛り込みます。
その上でATSなど管理ツールに入れる→毎月誰が連絡するかを明確にして運用することで、簡易的ですが定期的に良い候補者に連絡を届ける体制ができます。
接点を持てていること自体がアドバンテージになるので、一回の接点を大事にしながら選考体験を作っていきたいですね。
ただここが機能する前提としては良い選考体験を届けられていたかが重要なので、冒頭お伝えしたカジュアル面談が何より重要かなと思っています。
最後に
累計1000名程度の人事の方に登録頂いている人事に特化したエージェントサービスCarry Upを運営しております。
審査を通過した人事を転職及び業務委託にてご紹介可能ですので、人事のお困りごとがある企業様がおりましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!
また弊社も積極採用しておりますので、もしご興味ある方おりましたらお気軽にご連絡ください!
12月も走り抜けて行きましょう!!