江戸川区 旭湯
2021.1.7.
そして、ハシゴに繰り出す私。
寒いからね。って、そんな理由でいいのかしら。
辰巳湯からてくてく12分ほどか。寒いし、暗いし、心細いけれど、いいお湯でありますように。
階段を上り、しかと屋号を確認。
中に入ると、温かみのある実家のような居間のようでちょっと安心する。
例によってフロントの女将さんに回数券でお支払いし、スタンプをいただく。毎夜毎夜、スタンプをもらっているようで、なんでこんなに執着しているのか。誰か止めておくれ。
さておき、女将さんの立ち居振る舞いで、このお風呂がめちゃくちゃいいお店だろうということが想像できる。
ビル銭湯といっていいと思うが、それにしても脱衣所もとても広々としていてきれいだし、ドライヤーが無料なのがうれしいね。
浴場もとてもきれいで、手前にカランが並び、右手には今は使われなくなったサウナ室が、そして左手から立ちシャワー一席、25度水風呂、そして日替わり湯の柚子湯が大きな湯船の色を支配している。湯船は、広いバイブラ湯、電気風呂、エステジェット、ジェットバスのレイアウトだ。日替わり湯は、ひのき、柚子、コラーゲン、ラベンダー、江戸黒などがローテーションで、後ほど女将さんに聞くと、「息子がいろいろ考えてくれてね。カレンダーにある未定の日にも、なにか入れているのよ」とのこと。薬師湯のような色物系ではないにせよ、楽しみだね。正面には、ドイツっぽい古城のモザイクタイル画だで、なんというかここのお風呂にとてもしっくりくる。電気は弱めで、ジェットバスで温まり、気持ちのよい夜のお風呂になった。
お風呂上がりにはドライヤーを使わせていただいて、姉妹店チェックスタート。石川県出身の先代が昭和24年に創業し、区内小松川や千葉県にも姉妹店を拡げたのだそう。残念ながらほかの二軒は廃業しているが、こちらは昭和51年に建て直し、以降二回の中普請でいまに至る。平成のはじめに番台をなくし、26年に内装をリニューアルしている。現在は番台でいろいろ教えてくださった女将さんのお子さんご夫婦が、閉店後深夜3時までも掛かるような掃除を担ってくれるなど、とても助かっているのだそう。ちなみに以前はお二人パートさんがいたようだが、既にお店を離れているそうだ。
そして気になるサウナだが、ある時期に男女ともに営業をやめてしまったそう。「手入れも大変だし、そうそう私、手を手術してね…」と話題が変わったため、理由は不明であるが、もしかしたらお風呂で十二分で、サウナ利用者はいなかったのかもしれない。小規模ではあるもののすてきなドライサウナのようで、ちょっと残念ではあるが。
でもホント、ここはとてもすてきな銭湯でした。再訪決定!
お遍路番号 江戸川 6
住所 〒132-0035
江戸川区平井2−18−12
電話番号 03-3681-6403
ホームページ
アクセス 総武線「平井」駅下車、徒歩7分
休日 金曜
営業時間 15:00−24:00