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新宿区 柏木湯

2020.11.24.

結構ハードな仕事を終えて、といっても在宅勤務なのだけれど、久しぶりの献血に行ってみた。数えたら一年半ぶりにもなっていた。サウナや銭湯の前は、半年ほど社交ダンスを習い、その前くらいまでかなり頻繁に、そうさなあ、月に1回は献血をしていた。
暫くぶりで、驚いたことがひとつ。最近の検査は、指先で採血するらしい。だけれど痛そうだったので、今まで通りの内肘にぷつりとしてもらう。血液の成分も申し分なかったようで、今日で75回目の節目となった。
注射が嫌いなひとには罰ゲームにしか思えないだろうけれど、私はかなり注射が好きだ。おそらく造血も普通の人より活発な気もする。今回は小さな節目。これからも、100回、200回と、身体が元気なうちは協力しよう。

さて、今回は全血だったので、ゆっくり休んで、これ以上ないくらいの牛歩で仕事電話をしながら30分歩いて、大久保の町外れのこちらに。
外観はプレハブでできているのか、潰れかけの診療所のように見えなくもないが、お客さんも出入りしていて中は明るい。さっと飛び込み、例によって回数券でお支払い。番台のお姉さんに姉妹店について聞くと、聞かれ慣れているかのように、区内の「梅湯」の店主は、こちらの先代のお兄さんだそうだ。「梅湯」でもその逆のことを確認済みだったので、無事繋がった。聞かなくてもいいじゃん、なんてのは無し、ね。
コミュニケーションの一環だし、兄弟姉妹は間違いようがないけれど、甥っ子、従兄弟あたりになると、怪しい記憶が多いので、念のための確認でした。

脱衣所には、引っ張り棒というか鉄棒がでーん!とあり、おばあちゃんがぶら下がっている。「歳取ると、身長が縮んじゃうのよ。検診前に掴まると、背が伸びるのよ。ねえ、ホントよ!」といいながら、ぶらり。身長が縮むのはわからないでもないが、背は伸びないだろう。想いを汲めず、ごめんね。

浴場は、手前にカランが並び、右手にシャワー二席。座る用のシャワーのようだけれど、高さは立ちシャワーなのでご注意を。湯船は正面にあり、左から日替わり湯らしき、ジェットバス二席、バイブラ湯、エステジェットのような囲み席、そしてぬるめの水風呂。背景は、金泉湯のようなタイルの色味でパテ柄のモザイク画で、正面のカラフルなひよ子みたいな鳥のモザイク画が囲まれている。

ちょうど脱衣所で脱いでいたら、元気な「こんばんわ!」連呼が聞こえてきて、おばあさんとお孫ちゃん、もしくは曾孫ちゃんらしきふたりが入ってきた。湯船でも一緒になり、おばあさんは自分も洗いつつ、ちびっこも洗いつつ、お湯に浸けつつ、数を数えつつ。おそらく、75歳くらいかな。そしてちびっこは2歳のニュウちゃんだそう。ひとりでお湯もかぶり、おばあさんにもかけてあげて、警察官の真似もできるし、こんばんわ、ばいばいのご挨拶もできる。こんな子が銭湯エリートなんだなあ。

実は水風呂に浸かる間も無く、湯船を二往復したあたりで貧血になりかけ、すぐさま牛歩で脱衣所で休憩。タオルを巻いて横になって休んでいると、「こんばんわ!」の連呼でたぶん、励ましてくれたのかな。ありがとうね。居合わせたおばあさんにも、ご心配をおかけしてごめんなさい。

献血の後のお風呂は注意しよう。水分1リットル摂ったんだけどなあ。帰りも、牛歩で帰りました。

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