葛飾区 第四富士の湯
2021.11.29.
しごおわでハシゴをかまそう。
何という言い草・・でも、検定の勉強、頑張ってるんだもの。いいよね、ね。
ということで、毎週のごとく「お花茶屋」駅に向かう。
どれだけ遠回りして帰宅するつもりなのか、本当にそろそろ誰かに羽交い絞めで止めてほしい。
駅からてくてく街道っぽいところを歩く。
とんちんかんて・・。
ぼんやり歩くと10分ほどで、前回入店の許されなかったこちらに。
※終了時間が早いのでご注意を。
番台の店主に、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。
こちらは現在二代目で、先代は富山県のご出身で、最盛期には五軒の「富士の湯」を経営していた。現存は第二、第三、第四のみ。第一と第二は、初代女将さん同士が姉妹、第三はその姉妹の娘、第四は孫、第五は甥・・と奥深い。
今日の事情聴取では、第二、第三が姉妹同士とのことだったが、もはや何方に聞いたらいいのかわからなくなってきた。
なお、廃業した本家である第一は堀切の南、堀切小付近、第五はそのさらに南、綾南小付近にあったのだそうだ。団地ができ、小学校ができ、銭湯が出来・・という歴史なのだろう。
念のため答え合わせを。
第二富士の湯:
第三富士の湯 ※現「富士の湯」:
さて、こちらは番台形式なのだが、目隠しがあるので裸になり放題だ。
天井が折上げではないものの、素晴らしい美しさ。
浴場は手前にカラン、奥には男性サイドとのきっかりセンターに雄大な富士山とアマビエさん。まごうことなき田中みずきさんの作品だが、日付がないのは珍しいね。
左に出っ張りのある形の湯船で、左手からバイブラ湯、座風呂二席、深い熱湯のレイアウトだ。
こちらは薪で沸かしたお湯だそうで、とにかく温まる。出て、カランの水で冷まして、温冷交代浴が捗る。
古いに違いはないのだろうけれど、とにかくきれいで、大事に使われてきたということがわかる。
実は以前、こちらが廃業になるのは時間の問題と聞いたことがあった。
気になっていたので、帰りに店主に三代目はいらっしゃるのかと伺うと「もうすぐやめるよ」とのこと。冗談めかして笑っていらしたが、他店の方も話していたのも事実。
お遍路さんは早めにご訪問をぜひ。
しかし、あつあつのお湯。全然熱さが引かない!
もう少し歩いて、もう一軒行ってみよう!
お遍路番号 葛飾 15
住所 〒124-0005
葛飾区宝町2−11−8
電話番号 03-3697-1925
ホームページ
アクセス 京成線「お花茶屋」駅 徒歩7分
休日 金曜
営業時間 15:30−22:00