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板橋区 クアパレス藤

2020.10.27.

山の湯に続き、ハシゴ銭湯に繰り出す。

こちらは2017年12月1日にリニューアルオープンしたのだそう。リニューアル前の記事とリニューアル後の記事を比較すると、変わったのは内装と外装一部のようだ。
前後の比較ができないので、何ともいえないが、入った瞬間、(今井建築を模倣した感じかなあ)と思った。タイルのセレクトや雰囲気は、それっぽいのだが、今井建築です、と自信を持っていえない、というか。でもごめん、今井建築でした。パンフレットもあるので、これは間違いない。リニューアル後の記事にも載っているし。

リニューアル後も、「テラリウム」がテーマで、ロビーの水槽ですいすい泳ぐお魚たち、混み合っていたのでゆっくり見ることは叶わなかったが、人気者のようだ。靴を預けて、例によって回数券をお支払い。サウナ代は平日は200円(休日は300円)で、サウナマットをお借りする。それから、冷凍のミネラルウォーターを50円で購入。これはいいね。上がるまで冷え冷えなのは、とてもうれしい。

脱衣所に向かうと、やっぱりきれい。きっと、手入れも相当行き届いている。ここのは全体のかたちが歪というか、不思議なレイアウト。脱衣所にはドライヤーの他、ティッシュと綿棒が並ぶ。ちょっとしたことだけれど、うれしい。

浴場の扉を入ると、直ぐに物置があり、椅子と桶が重なる。手前にカランがあり、直ぐ奥に水風呂、結構広めで5人ぐらいは入れそうだ。真ん中に大きなタイルの柱があり、それからサウナ。66度~70度を行ったり来たりで、ぬるめだなと思いつつ、二軒目だからなのか、湿度たっぷりだからなのか、しっかり汗がかける。こちらも広めで、詰めたら14人くらい座れそうな二段式。砂時計、5分と15分が二か所に設置あり。扉を出ると、露天風呂。ここは、風が気持ちいい。ここに出てみて、今井建築のパクリだな、と感じた私が間違っていました、ハイ。ベンチもあり、ぬるめの白湯もいいね。浴場に戻り、曲線を描いた湯船には、ジェットバス、座湯、バイブラが。そして、別の湯船は半月のかたちで、ナノ湯が並ぶレイアウト。

サウナはじわじわと温まる。熱くないのだけれど、なんでこんなに汗が流れるのか。室内にはもうお一方。その方もじんわり、温まっている。いいねえ、このじんわり感。苦しくないから、一軒目であればきっと20分くらい滞在できそう。ヒーター横には、巾着がかけられていて、白い固形物が3個ほど入っていた。室内の音楽は、70年代生まれが懐かしく、涙ちょちょぎれる楽曲たち。滞在時には、ブラックビスケッツの「タイミング」も流れ、自然と身体が揺れたよね。タイミングウ♬と身体が憶えているもんね。

そして水風呂は、24℃くらいかな。肩まで浸かり、足を延ばし、ぶーらぶら。蛇口はあるものの、入ったタイミングでは止まっていたので、じゃんじゃんかけ流しにすればよかった。人が入る旅、段々ぬるくなるのだろう。ちょっと濁り始めていたかな、かけ流し希望!タイルもきれい。

水風呂の後は、露天風呂横のベンチで寝っ転がってみる。ぐわん!とは来なかったものの、ちょっと冷えて気持ちいい。風のある夏場なんかは、最高だろうね。

男性サイドとの仕切りにはグリーンがあしらわれていたり、きれいな銭湯だからなのか、若い人が多い印象。時間帯にもよるのだろうけれど、人気のようだ。

フロントではアルバイトの人だったようなので、姉妹店については尋ねなかったが、「東京銭湯」の記事によると、オーナーさん、店長さんは別々のご夫妻なのだとか。先代が亡くなった際、元々お知り合いだった二組のご夫婦で再建したそう。今井建築だと思えるかどうかはさておき、ゆったりできるお風呂でした。

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