豊島区 妙法湯
2020.06.19
今日は浜松町で仕事終わりだったので、山手線界隈でパトロールしたろう。
ここは私が最も苦手とする池袋経由。なぜなぜって、IWGPですわ。拉致監禁ポアカツアゲにリンチ。大学時代のドラマだけれど、仕事とお風呂と落語以外では降り立ちたくないエリアよね。
行き交う荒ぶる人びとにビビりながら、私鉄に乗り換え椎名町に。ここも久しぶりの降車だなあ。サ後は決めてるんだ、無事に南天行くんだ。ポアやカツアゲされなかったらだけどね。ちなみに南天は肉うどんで有名らしく、昨日までで短縮営業が終わり、今日から終電までやっているそう。知らんけど。
南天から3分ほど、高架下をてくてくすると、妙法湯。こちらに決めたのは、「東京のしきじ」と書いてあったから。んなわけないだろ、と。一歩譲って「東京のひじき」ならわかる。「練馬のおじき」もゆるす。「しきじ」ってアンタ。数か月前に新幹線代ケチって高速バスで渋滞にハマって、お夕飯に生姜焼き定食にありつけなかったんだから、容易に名前を出すんじゃないよこのやろう。え?生姜焼き関係ない?み、水風呂の方?まあいいでしょう、ひじきだか水風呂だか調査開始。
ここの傘立てはちょっと今風。今日は仕事帰りに実は東京ステーションギャラリーも行きましてね、美術館とおんなじタイプだよ。ピッと傘が収まり、鍵が取れるよ。そして、下足札と例によって回数券とサウナ代300円を預けて、大小タオルとサ室キーをもらい、よーいどん。
どうやら改装してから年月が経っていないようで、とてもキレイ。一方、待合室やフロントはグッズや装飾でごちゃごちゃしてるのだけれど、脱衣所含めテレビがたくさん。なんならサ室にも一台置いてほしいかな、賛否あるでしょうが。ロッカーも大・特大とあって、脱衣所はバークの匂い。えーと、木屑ですね、馬小屋にあるようなフカフカの。
さて、これまでのサ活、満足できるところっていうのは、施設の充実もさることながら、常連さんをはじめとする場を共有する方々(あなたたちです!)、番頭さんやフロントの方に委ねられていたので、やっぱり見ちゃうんだよなあ。気になる客層や、如何に。
浴場は手前にサ室、おじきのひじき、ミクロバイブラ、軟水炭酸シルキー、そして洗い場が並ぶ。
洗い場に腰をおろすと、おやおや、初めて見たよ。貼られている注意書きでは漏れなく見かける「毛染め禁止」だけれど、左隣の婆さん、染めちゃってるよ。しかしまあ、よく染まるもんだね。明日は我が身。そして何が哀しいって、右隣の婆さん、痰がそこまで出るかってくらい放出。見なかったことにしよう。ただね、こちらは水の流れる溝と足場に高低差があまりないので、そこはちょっと・・・。
珍しく一席ごとに備え付けの、シャンプー・コンディショナー・ボディーシャンプーで洗体して、まずはミクロバイブラに。あー気持ちいい。あれこれや梅雨の鬱陶しさが明後日の方向に吹っ飛ぶ。お水がいいってのは本当だね。ややぬるぬるで、体がとぅるっとする気がする。
そしてサ室へ。今日だけかもしれないけれど、扉がしっかり閉まらないみたいで、出入りがある度に2cmくらい隙間が生じるみたい。小姑キャラの諸姉を中心に、気になる人は気にするかも。中はマット以外は渋谷・改良湯を彷彿とさせる寛げる広さ。ソーシャルディスタンスが気になる今日この頃、心地よい定員は2人なのかなあ。100度超の室温、汗もぽろぽろと流れて、気持ちよい。
気になるひじきは、体感18度くらいかな、こちらもよい水質でとぅるとぅる。でも、「東京の・・・」は言い過ぎではないだろうか。比較するものでもないし、少なくとも身体が憶えているからなあ。個人的には静岡の感動の比ではないと断言するけれど、ここはここでとっても気持ちいい。手すりに頭を傾けて、へりに足先を乗せるのがちょうどよい体位だった。
ついでにいうと、軟水炭酸シルキーでも、狭い通路のところに腕と足先でつっかえ棒みたいに身体を嵌めて、ゆらゆら揺れるのが心地よいのでおすすめ。
今日も気持ちよくいただいて、お楽しみの南天では、「うどんとそばどちらがオススメですか」としょうもないことを聞いてもうた。「お客さんのお好きな方がいいんじゃないかなあ」とごもっとも。はい、質問の前後でオーダーは変わらないのにごめんよ、ワンコインの肉うどんキャベツトッピングにしたよ。結構多いかなと思ったけれど、さっぱりぺろり。男性陣はお代わりしたり、お持ち帰りしたり、さすが。いやしかし、入れ代わり立ち代わりなだけあるなあ。個人的にはもう少し麺固めだと好みなのだけれど、サ活後の癒しだなあ。この軽さなら、サ活前でもいいかも。余力があれば、前後で挟んでもよいかもね。
そういえば、今日サウナハット買ったよ。挙動不審で被ってみようかな。
サウナ:6〜8分 × 5
水風呂:2分 × 5
休憩:5分 × 5
合計:5セット