北区 十條湯
2020.08.26
水曜サ活でした。
六本木で仕事が終わる!今日はハシゴだせい!と計画を練るも、気がつくと18時過ぎ。江戸川区は無理か、残り3箇所のお遍路なので、小回りの利く北区へゴーウ!
密かにお慕い申し上げているa24figaroさんのサ活であがっていたクリームソーダを飲みたいからだ。
お初の十条駅から商店街を歩き、ボスとガガサワ氏にすすめられた惣菜を複数購入。二軒目のお肉屋さんでは閉店間際で、「オマケしとくね」となんかくれた。茶色いおかずになるなあ。
商店街から向かう道はいきなり暗くなるが、無問題。お店の前でふわっと明るくなる。入店し、見回すとカウンターには喫茶コーナー。折り紙作品のプレゼントもご自由にどうぞとある。要らないけれど、あとで調査しよう。例によって受付のおじいさんに回数券とサウナ代400円を支払い、大タオルとマット、サウナキーをお借りする。
脱衣所は広々、サウナーはロフト様式の休憩所も使えるとか。半裸で上がると廊下形式六畳の御休処。今日は暑いからいいや。結構蒸してます。お客さんの出入りの度に、こんばんは!おやすみなさい!と挨拶が。いい町だね。
浴場は、壁面にビシッと熱帯魚のモザイク画で、魚の呼吸まで感じる大作。見応えあるわあ。手前に洗い場、左から熱湯、ぬる湯のマッサージ湯、座湯、水風呂、立ちシャワー、サ室。サ室は利用者が今日私が一人目だそうで、棚が入り口に置かれているので扉を全開にはできず入りにくいけれど、ドンマイ。
お湯は一人ずつの仕切りがあるイメージで、ポスターなども貼られ、8月に店主に湊ケンユウさんという若い方に替わり、革新宣言が載っている。常連さんたちも「どう変わるのかね」と楽しそうで、みんなが洗い場側を眺めながら温まっている。
私もそうしていると、ヌシらしき方が歯磨きをしていて、うがいの瞬間二度見した。普通、上向いてガラガラ、下向いてぺッ、ですよね。その方は、いずれも正面で目を疑った。マッサージ湯も強烈で、特にふくらはぎの当たりがよい。違いのわからない女で恐縮です。ドンマイ。
水風呂は三角形で、死角になっているが、時々立ち上がるうがいヌシと目が合う。地下水掛け流しとのこと。
お待ちかねのサ室は、貸切だけあって、やりたい放題を試みるも、初心に返って大星湯のカサイさんスタイルを決め込む。一時間程度のCDかなと思うが、滞在中はジャズがゆったり流れ、心地よく汗が噴き出る。サビしかわからないが、鼻唄フンフンしでもしなくても自由。現在はサ料金が400円で布付きだが、9月からは200円で布無しになるそう。
ここでも足跡を残そうとする、我らがおヌシちゃん、ヌシとの全面対決!
湯船から見かけた不思議うがい人物、水風呂入浴中にもなぜか目が合う。これは事情聴取しなければ、とお互いがカラン前に座したタイミングで捜査開始。
おヌシちゃん「この時間帯(20時15分頃)はいつも混んでいるんですか?」
ナガイさん(仮)「今は空いていますよ、開店直後と、この後の時間帯が結構混み合うかしら、若い人が仕事帰りにいらっしゃるから」
お「なるほど、いつもいらしてるんですか?」
ナ「うちはお風呂がないから。ここは前の店主が病気をしちゃって、しばらく閉店していたから、本当のお風呂難民になっちゃって。だから、駅前のジムのお風呂会員になったんだけどね、水曜と日曜はこちらに来ますよ」
お「なるほど、ここのお風呂、すこくいいですもんね、初めて来たんですけど・・」
と身を明かすと、おしゃべりに花が咲く。
ナ「お住いの近くだったら、よみうりランドの温泉のお食事もよかったし、お花見の時期もいいのよ。そうそう、戦前には子ども時分に多摩の方に梨狩りに行ったりしたのよ」
お「東京で梨作っていたんですか!」
ナ「違うわよ、多摩よ」
ここで、クールダウン。調布をはじめとする三多摩エリア。れっきとした都内であるし、基を返せば府中は東京市の中心でもあったが、今日もビジターなのでここは放念しますが、時代が時代なら以下省略。他にも、秩父駅ナカの温泉などすすめていただいて、放談終了。しかし、戦前に子どもとなると、85歳くらいのヌシ。82歳くらいにしか見えなかった。あと、新店主湊さんの改革で、水風呂がお年寄りには若干冷たいらしく、なるほどなるほどと。ではまたね、おやすみなさいと心では敬礼してご挨拶。
ぶっちゃけ、45分ほどおしゃべりしていたので、慌てて2セット繰り広げ、お風呂あがりにカウンターでクリームソーダを発注。受付は例の湊さんに代わっていた。
湊さん「遠くからいらっしゃいました?」
お「余所者ってわかります?」
湊「サウナに入る方が珍しいので・・」
とここでも湊さんに事情聴取をば。ご本人、上野の寿湯で修行し、川口・喜楽湯に移り立て直したとのこと。喜楽湯は聞いたことある程度だったが「あっ、あの有名な!」とヨイショしてしまった。丁寧に淹れてもらったクリームソーダ。アイスの凍り始めを楽しみつつ、お遍路の話を意気揚々とすると、湊さん「何周目ですか」と。え、一周やったらゴールじゃないの?ボスみたいなのが物好きなんじゃないの?聞くと、ご本人は二周目途中で紛失したとか。じゃあ、一周と同じだ、押忍!
ここは、変化を辿るためにも定点観測的に再来確定!
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