北区 テルメ末広
2021.10.6.
仕事帰りのハシゴは、結構しんどい。
お腹も空いたので、腹ごしらえしましょう。
「手打うどん すみた」に入る。こちらは「谷や」「ゼロサンハチ」と並び、讃岐うどんの都内御三家といわれるとか。知らんけど。
人気の下足天ぷらはもうないそうだが、かしわ天ぶっかけひやを選んでみる。海老天と季節のすだちもおともに。すだちは徳島の名産ね。
海老天は半生のようなとろっとした甘みがあり、小さいながらに感動。
久しぶりに食べた讃岐うどんはつる、しこ、とぅるりと喉越しがよく、かぼすを一絞りすると香り、酸味、旨味が深まる。そしてかしわ天、じゅわりと味わい深い。
帰りには揚げ玉もいただいて、ごちそうさまでした。
そこからてくてく10分ほど。
「テルメ」とはラテン語で「温泉」という意味なのだそうだ。
参考に紹介エッセイはこちら。
フロントには女将さんがおり、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、サウナ代300円をお支払いしつつ、サウナキー、バスタオルとフェイスタオル、小ぶりのサウナマットの4倍くらいの大きさのマットを2枚お借りしつつ、事情聴取。
現在三代目で、初代は福井県のご出身だそう。大人気の豊島区「やすらぎの湯ニュー椿」は、初代のご兄弟から継がれているお店なので、姉妹店となる。「お風呂を上がる頃には主人に代わっているから、いろいろ聞いてみてください」とのことだ。
なお、「東京銭湯」の記事によると、創業は1962年で当時の屋号は「末広湯」だった。屋号の由来は、初代・末吉さんの名前にちなんでいるそうだ。元々は宮造り建築だったが、1993年に現在の京町屋建築に再建した際、木の温もりを感じながらくつろげる空間を目指したのだそう。女将さんのお兄さんが建築士だそうで、店主からすると義兄による設計なのだとか。
また、浴室は天井が高い創業当時の特徴を活かしたり、「季節の自然薬湯」を毎月3回実施していたり、伝統と革新を続けている、というとちょっと大冝座だろうか。ちなみに10月は10日のラベンダー湯、17日のユーカリの葉湯、24日のコーヒー湯なのだとか。
また、脱衣場に置かれている「アキレス腱伸ばし」台はご主人のお手製だそうだ。不思議な器具だった。
浴場は、ペンキ絵はなく、手前にカランと立ちシャワー、左手からボナサウナ、熱湯、エステジェット、ジャグジー、露天風呂、実宝湯、水風呂のレイアウト。
薬湯の香りがちょっと苦手だった。セロリのような、ジュニパーのような。
サ室はニスが塗ってあるようなつるつるの板場二段で、ラジオの音のみ流れている。とにかく板場がアツアツなので、お尻の下、足を置くスペースに大きなマットを一枚ずつ敷くと、ちょうどいい。たまたま貸切のタイミングだったのだが、定員が4人くらいかな、混み合うとマットの置き場に困るかも。それにしても、いい汗がだらだら。気持ちいい。
水風呂はサウナを出て、シャワーを浴びて直ぐ。浴槽に少し茶色くなっているスペースもあるけれど、きれいに掃除されているようでとても気持ちいい。
帰りにはご主人にフロント業務が交代していたけれど、女将さんにしっかり聴取はできたので「お邪魔しました!」とお店を後に。
狸のマスクがリアルな帰り道。
お遍路番号 北 7
住所 〒115-0042
北区志茂5−16−14
電話番号 03-3901-6316
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アクセス 東京メトロ南北線「志茂」駅 徒歩7分
休日 金曜
営業時間 14:00−23:00