北区 橘湯
2021.7.7.
今日は七夕であり出社日。ならばと、仕事終わりに銭湯に。七夕はもうこの際関係なさすぎる。
京浜東北線「上中里」駅よりてくてく15分ほど。梅雨ということもあり、じめっとした天候の折、汗だく必須なのが辛い。
商店街などを超えて、こちらの細い道を入っていくべし、です。
ふうふう、と靴を脱ぎ、お邪魔しまーす。
フロントのおじいさんに、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取を。
こちらは現在三代目で、初代はご主人が富山県、女将さんが新潟県のご出身とのこと。そして二代目は、ご主人が神奈川県、女将さんが新潟県ご出身。ちょっと混乱するでしょう??
店主から近い関係性でいうと、店主のお兄さんが別の銭湯を経営していたそう。そもそも、店主のお母さんがこちらの二代目で、そのお姉さんのご主人がこちらの一代目。初代のお嬢さんが現在川崎市刈宿「橘湯」を経営していて、つまり現店主のいとこということですね。ここにはスナックもあったそうで、銭湯も現在はいとこの次女のご主人が引き継いでいるそう。他にも、志村坂下にも昭和30年代には同じく「橘湯」を経営していたそうだ。カウントがしにくいが、全5件の姉妹店がピーク時にはあったということになりそうだ。屋号については不明だけれど、こちらが建った際には、現店主が棟梁に抱っこされて、屋根から開店お祝いのお金を巻いた記憶があるそう。
フロントまわりは実家感があるね。
浴場に入ると、ペンキ絵は無く、手前と左側にカラン、左手に立ちシャワー一基があり、寝風呂二席、座風呂二席、白湯、手前にとても深く熱い白湯、さらに手前に滝、そして右手にスチームサウナ、ジュビナバスシャワーのレイアウト。
スチームサウナも久しぶりだなあ、なんて思いつつ、既に汗だくだったものだから、3分ほどを2回ほど。水風呂はない施設なので、扉を出てすぐのジュビナバスシャワーで、ぶわわと水を浴びる。こういうボタン式、いきなり水が出るので結構びっくりするんだよね。
お風呂を出ると、常連さんがいらっしゃって、「暑いですよねえ」からおしゃべり開始。
「調布から来たんです(実際は会社からだけれど)」というと「尾久?」「調布!」「甲府?」「調布!」とのやりとり。
いろいろお風呂をまわっているお話をすると、ハシゴを察したわけではないだろうけれど、「この直ぐ近くに神田湯があるわよ」と教えてくださった。「牛乳湯とかすごくいいわよ」とのこと。いい情報を頂いたので、ハシゴ先はそちらにしよう!ありがとうございました。
フロントに戻ると、店主はご不在。
ふらりとあたりを見回すと、藤井総太さんなどのサインも!店主が将棋をお好きなのかな??
外で写真を撮り、中をちらっと見ると「もう聞きたいことないの?」と笑顔の店主。いいなあ、こういうの。
「また来ますね!」とハシゴにゴーウ。
裏手のこの道を通り、「神田湯」に向かうのでした。
お遍路番号 北 38
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