銭湯検定3級 受検結果
14日に受検した「銭湯検定3級」。
出題形式・合格基準は、『銭湯検定公式テキスト1改訂版』『銭湯検定公式テキスト2』から出題され、60%程度以上の正解をもって合格となる検定試験。
受検直後には、7割は行っただろうと高をくくっていたのだけれど、記憶とテキストとを総動員して答え合わせをしていたら、合格基準の60%をぎりぎり切っていそうな気配も漂い、ドギマギしながら結果を待っていた。
18日、早くも協会からの封書が届き・・。
無事合格してましたあ!
受検者は38名、アレ?当日は50名くらいいたように思ったのだけれど、まあいいや。60点以上だったのは、28名で、合格率は73.7%。
え、点数?野暮なこと聞くんじゃないよ、アンタ。はい、私は69点でしたよ。ええ。60%超えつつも、KYさんの80点台には全く届かず。
でも、効率的に勉強できたな、と思う。これ、満点は難しいよ。
参考までに、点数の分布図を書いてみます。
~59点 10人
60~69点 17人
70~79点 6人
80~89点 5人
90点以上 0人
この資格は銭湯マニアしか受けないだろうから、先日の「銭湯ナイト」参加者の方など100点取っちゃう猛者もいるのだろうと思っていたけれど、私と同じく俄かなファンも多いのかなあ。
ちなみに平均点は、65.6点だったということで、ほぼギリギリ平均点突破、ですね。まあ、7割の女のという事でこれから生きていこうと思う。
先日も一部書いたが、次回2級を受けるかどうかはさておき、3級の過去問がWEBでも全く見つからなかったので、備忘録として残しておきたい。これよりさらに上級となるとどんなマニアックになるのかとドギマギしつつ、KYさんのnoteでの記録に私の記憶を加筆させ、今日のところの「3級問題振り返り」としたい。
【テキスト1】からの出題
※3択問題、問題文の下線箇所が正解か○✕を選ぶ問い、出題順はこの通りではない
※※文末の”✕”は間違えたもの
・「穢れ」が記された3世紀の書物は→魏志倭人伝
・各地に湯屋を建て仏教の布教をしたのは誰→重源上人
・鉄湯船はどこに作られたか※写真付き→東大寺 ✕
・秀吉の作った飛雲閣の移築先は→西本願寺 ✕
・洛中洛外図屏風はどこの都市を描いたものか※写真付き→京都
・江戸で流行した湯女風呂で影響を受けたものは→吉原の客入り
・丹前風呂の丹前とは→堀丹後守
・一世を風靡した湯女の名前→勝山
・行水とは遊里で何の隠語か→月経
・夏の土用に湯船に入れたものは→桃の葉
・煤払い湯は大晦日に行われたか→NO、12月13日
・俳句「朝湯には一人か二人通りもの」の通りものとは→遊び人、博打うち
・俳句「猿候にあきれて娘湯を上がり」の猿候とは→入れ込み湯で女を触る男の手
・「板の間稼ぎ」とは何か→着物泥棒
・江戸の湯屋10組523軒のうち、男女兼業は何軒か→約370軒
・江戸時代の銭湯の組合の名前は→湯屋仲間
・アメリカの文化人類学者が、日本人の入浴について記した書名→「菊と刀」
・下田の銭湯の風景を描いた画家は※写真付き→ハイネ ✕
・改良風呂では脱衣場と洗い場の間に扉はあったか→ない
・五姓田義松が『銭湯』で描いたのはいつの時代か※写真付き→明治時代
・明治以降に銭湯の取り締まりを行なったのは→警察
・浴室をタイル張りにする銭湯が現れたのはいつごろか→大正10年
・昭和40年頃銭湯の媒体を扱う広告代理店は何社あったか→約20社
・銭湯に最初に富士山の背景画を書いた絵師の出身地→静岡県
・東京都内の温泉の数→40軒 ✕
・表参道のとんかつ屋まい泉は以前何という銭湯だったか→神宮湯 ✕
・谷中にあるギャラリーは以前何という銭湯だったか→柏湯
・京都のカフェさらさ西陣は以前何という銭湯だったか→藤ノ森湯 ✕
・ケロリンの桶は最初どこの駅の銭湯で評判になったか→東京駅
・東京都浴場組合のキャラクター名は→ゆっポくん
【福沢諭吉問題】
・福沢諭吉の銭湯経営の特徴は→大家として経営権を貸していた
・慶應大学近くの銭湯のお湯はぬるかったか→YES
・銭湯例を挙げ自由平等について諭吉が語った著作は→私権論 ×
※ほかに2問あったはずだが失念。
【銭湯PR誌「1010」36号からの問題】
・岸恵子と今は亡き佐田啓二の出演したドラマは→「君の名は」
・昭和当時の奉公人は「勤める」なんて言わずに何といったか→「修行に入る」 ✕
・昭和30年代前半の自家風呂保有率→30%
・昭和26年~28年の東京都の入浴料→12円 ✕
・昭和23~40年、銭湯で10円だったもの→洗髪料金
・中人の区分は→6歳以上12歳未満
・入浴料金は何の規定で誰が決めるか?→物価統制令、都道府県知事
※参考 https://www.1010.or.jp/sento-funtouki-9/
【テキスト2】からの出題
・水中では体重は何分の何になるか→1/10
・水の粘性は空気の何倍か→55倍
・入浴が有効な一次性頭痛は→筋緊張性頭痛 ※良問ではない
・基礎代謝量のリバウンドが起き徐々に減っていく入浴法は→半身浴
・入浴するとかく汗の量→300-800ml
・角質層の厚さ→0.02mm
・リラックスすると出る脳波、優位になる神経は?→α波、副交感神経
・銭湯利用者の幸福度が高い性別と年代→男性と20-30代
・入浴のタイミングは食後何時間以降が適切か→1.5時間
・入浴前の水分補給は何分前が適切か→15分前
・アスリートが疲労回復手段に用いる入浴法→温冷交代浴
・入浴後、就寝までの適切な経過時間は→1時間半
・ シルクバスとはどのように作られるか→超微細な空気の泡をお湯に混ぜる
・サウナ生まれた国→フィンランド
・サウナにはダイエット効果はあるか→ない
・柚子湯に入ると皮膚の表面温度は何度上昇するか→1.5度
・情緒を安定させストレスと緊張を緩和させる効果のあるハーブ→ローズ
・不眠症の場合は就寝の何時間前の入浴が適切か→1時間半~2時間
・皮膚の水分量が入浴前より増加するのは入浴後何分までか→10分
・都内の黒湯の銭湯の件数は(20軒)→温泉の件数と混じっているかも・・
※抜け毛対策でも出題があったが、失念。
【映画やテレビに登場した銭湯について】
・ドラマ『時間ですよ・ふたたび』の舞台の屋号は→梅の湯 ✕ ※初代から、松・亀・梅と変遷。わかるかっ!
・映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で外観と窯場の舞台となったのは→月の湯 ※参考 http://savethe1010.com/vol14week2/
・ドラマ「のの湯」で初回に登場した台東区の銭湯は→栄湯 ×
【外観写真で銭湯名をカタカナで記入する設問】
「清水湯」(愛媛県西宇和郡) ✕
「大黒湯」(足立区) ✕
「燕湯」(台東区)
「大正湯」(函館市) ✕
「錦湯」(京都市) ✕
「御谷湯」(墨田区) ✕
「半田東湯」(愛知県) ✕
「テルメ末広」(北区) ✕
どうでしょう、これ。何も準備せずに受検していたら・・と思うと怖いし、直前に4級を受けて、その難しさに慄いたお陰で勉強に拍車がかかって、本当によかった。
勉強方法としては、
・最新テキストを3回は読み込む
・直前に4級を受ける
が私のベストな方法でした。
特に、画像から銭湯名を記入する問題は、今回はカタカナで、という指定もあったので、何となく読める、ではダメ。私はほぼ解けなかったので、テキストの画像のキャプションまでしっかり網羅する必要があるね。
そして、ドラマや映画などで登場した銭湯名、どうですか?確か5問あったと思うのだけれど、観てないとわからないよね。「栄湯」が解答の問いも、選択肢で同じく台東区の銭湯が含まれていたし。
次回は2級かなあ。ほぼ全て筆記のようにも窺えるので、しっかり勉強しないとだね。ドキドキ。