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杉並区 玉の湯

2020.10.29.

仕事帰りの大江戸線で、さて今日は・・・と銭湯マップを見ながら、次は代々木かあ、と気づいたら総武線に乗り換えていた。中央線・総武線「阿佐ヶ谷駅」から徒歩10分弱。

入館し、例によって回数券をお渡しし、サウナ代を支払おうとすると、なんと女湯のサウナは故障中!とのこと。女将さん曰く、常連が何度言っても、サ室の扉に桶を挟み、蒸気が漏れてしまい、何度も故障しているのだとか。男性側とは作りが違うんだって。よくよくレイアウトを見ると、女性側の熱源は浴室内、サ室のすぐ横にあるのだ。また、女性は土日しか入らないので、平日の稼働は利益もないのよねえ、って。あれこれ理由があり、数年間女性側は直しては壊れ続けているそうで、今後修理するかどうかは思案中、しない方向寄りとのこと。

残念に思いつつ、姉妹店調査に続く。女将さんはおしゃべり好きで、かなり詳しく教えてくれた。女将さんのご主人である店主には2人お姉さんがおり、長女は新宿区・神楽坂「第三玉の湯」を経営し、次女は杉並区「桜湯」に嫁いだとのこと。お風呂屋さんからお風呂屋さんに嫁ぐ、というのが珍しいと感じたが、当時はお嫁さん探しが難しく、業界内で紹介も多かったのだそう。 さらに続く。実は「第二玉の湯」という銭湯もかつて羽田にあり、ここの本家に加えて、三軒の「玉の湯」を銀行員だったご主人のお父さんが創業。そして、奥さん、子どもたちで経営してきたのだそう。玉の湯の本家、すごーい。ちなみにご親族にはかつて佃島で銭湯経営者もいらしたそうだが、廃業に至っている。

そういうわけで、現在女性用サウナは営業していないが、日替わり湯、ジェットバス、ジャグジー、バイブラ、(手指のみでは)全く電流を感じない電気風呂、日替わり湯(今日はピンクリボン湯)、21度の水風呂と、バラエティに富んでいて私は好き。これ、サウナあったら杉並区「小杉湯」超しちゃうよ、というのは話半分に聞いてほしい。なんなら四分の一でもいい。

湯種では特に、ジャグジーに注目してほしい。足裏、膝裏、腰へのマッサージのうち、足裏への当たりにみなさん、不満はないだろうか。くすぐったかったりポイント外していたり、イマイチなお店が多い中(都内の139銭湯、私調べ)、踵で壁を押さえさせてくれるうえ、身体が浮かない仕様なのだ。嘘だと思ったら、自身の身体で試してほしい。浮く浮かないは、身体への当たりを考慮すると、かなり重要なポイントである。

男湯はサウナも営業中なので、暇そうな諸兄は、ぜひどうぞ。

帰りには一駅歩き、サウナ―友だちのテレクちゃんにリマインドもらった、高円寺の「バーンイサーン」でカオマンガイとプーパッポンポンカリー(ソフトシェルクラブのふっくらカレー炒め)をオーダー。後者がうまく伝わらず、「プーパッポンポン・・」と呪文を繰り返していた高架下を歩く女がいたら、それは私だ。美味しくいただきましたー。

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