外語祭4日目
2024.11.23.
実は浪人していた際に、大阪外国語大学のデンマーク語学科が頭によぎったことがあった。なぜなら、高校時代の留学先、デンマークの言語を国内で学べる数少ない進学先だから。結局、やめたけれども・・。
それはさておき、母校の高校からも大量に卒業生を送り込んでいる東京外国語大学。
我が家からも遠くないし、ランニングを兼ねて、韓国語の勉強にもなるのではと凸！
事前に文化祭のサイトをチェック。
演劇発表。
韓国語、英語しかわからないよな。
カルディでも買えないお菓子？
キーホルダーにしてくれる。
何カ国、行けるかな？
見どころを押さえて、ランニングスタート！
「ジャクソンホール」！
読んでいた頃、何度か行ったなあ・・。
遠いあの頃。
ゲゲゲの鬼太郎のスタンプラリーなのね。
みんなスタンプラリー好きだもんね。
見上げるとプロペラ飛行機！
昔のオリンピックのコースだったのね。
祝日なので、6人くらいの集団で
外出する学生たちも。
コロナ禍ではできなかったことも
今なら、今こそ・・ということで
『いつか行けたらを、今』がテーマの今年。
ここはチェコのお店。
ジャムいり小麦団子を。
この団子は想像通りの味で
コメントしにくい。
あればほぼやってしまう、スタンプラリーを兼ねて、学内をぶらぶら。
ここ数年の卒業生たちは、
留学も行けなかったのかもしれない。
語学力を活かした旅行、いいなあ。
今日は汗だくなので見てるだけ。
真面目な発表も。
私がかつて学んだバスク語、
そして、その先生が教えてらっしゃった
アイヌ語も掲載されていた。
田村すず子先生、本当に素敵な先生だったなあ。
ジョージア。
何この難しさ！
「星の王子さま」をコレクションしており
数か国語の翻訳版の展示も。
約200言語もの収集になるという。
判明していない一冊なのだそう。
これだけ専門家がいても、
わからないって、相当だな。
「星の王子さま」がこれだけ翻訳されている、というのも面白い。
せっかくなので、ゼミの学生さん（5年生）とおしゃべり。
「星の王子さま」をコレクションしている理由、翻訳の難しさから聞いてみる。
私の愛読書でもあるけれど、やはり、「星の王子さま」は名著なため、だそうだ。きっと、翻訳原語は聖書の次かもしれないね、知らんけど。
例えば、「パン」という単語を翻訳する際、日本語であれば容易い。でも、「パン」食文化がない社会だったら、どう訳すか。
これを、記号設置というそうで、ないものを訳すことの難しさ、無理やり近いものに当てはめていいのか、ちょっと考える。
その流れで、言語表象論というそうだが、一対一対応ではない言語についても。中米のツェルタル語、インド亜大陸のタミール語では、左右の概念がないのだそう。ひとびとは、東西南北がきっちり身体に染みついていて、ここでも相対的概念が通じないのだそうだ。
左右もしかり、先ほどのパン、鳥、牛、羊なども、見たことのない人にどうやって伝えるのがいいのだろう。
ということで、こんな本を紹介してもらった。
「もし「右」や「左」がなかったら」
いかに、人間が自由自在に世界を“カット＆ペースト”しているか、また自由自在とはいいながら、背後にどれほどしっかりとした規則性があるかということを、人間の最も身近な身体から身の回りの空間、そしてその空間に位置するモノの切り分け方にしぼって、検証した本、とのこと。
井上京子先生の紹介
そして、質問続行。
なぜその学科にしたのか、と聞くと、高校1年生くらいには外大に行きたいと考え始め、高校時代に授業で学んだ言語（フラ語）は消去、書店に行っていろいろな言語のテキストを見て、自力では絶対できない言語（アラビア語）を選んだとのこと。
入学前、初回の講義の一週間前に、アラビア語のアルファベットを覚えてきなさい、という課題が出て慌てたそうだ。
ねえ、こんなの☟むりだろ・・・。
週5回の授業を半年続けると、英語でいうところの高2レベルまでぶっ飛ばした講義だったのだそう。そんなのむりだ・・。
それだけ詰め込んでも、彼が外大で学んでいる言語は、世界の話者からすると格式張っていて、現地に行っても使用されていないので、聞き取りが難しい、とのこと。
・・ということで、それでも頑張る外大性に尊敬の念。
欲しいものはなかったけれど・・。
なんとなく、母校の高校に似てる。
また別の教室に。
小腹も空いてきたので、再度模擬店へ。
今度はスペイン語科に。
タコスは味がほぼなかったけれど
チュロスの美味しさったら！
お腹もそれなりに満たされ、お勉強もしたので、帰りもランニング。
スタンプラリーってすごいな。
帰りにはお米を買わなきゃ・・とスーパーへ。
気持ちよく快走！
明日も外大行こうかな・・。