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荒川区 子宝湯

2021.10.26.

仕事帰りに今日も銭湯に。
おそらくここも、はじめて降りる「町屋」駅。商店街ではないけれど、チェーン店などが並ぶ幹線道路一歩手前、といったところか。

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10分ほどで到着し、番台にはおばあちゃん女将。
例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。初代は富山県ご出身で、現在3~4代目だそう。この女将さんも富山県を15歳で出てきたとのこと。なお、こちらは持ち主ご一家ではなく、墨田区在住のオーナーさんから借りて経営しており、その方は他にもお店を持っていたそうだけれど、営業中はこちらだけなのだそう。ちなみにこちらの先代は、ご兄弟か親族が板橋付近で3-4軒姉妹店があったそうで、「花の湯」「竹の湯」というお名前だったとか。そちらも廃業して久しく、残るはこちらだけ。ちなみに女将さんは70代後半に見えるが、後継はないそうだ。ということで、早めに訪問するが吉。

浴場は、正面には下半分が掠れているペンキ絵。かなり古いもののようにお見受けする。山と海、という印象で、はっきりとは見えにくい。早川絵師のものだろうか?
手前にカランと立ちシャワーが左右に一つずつあり、椅子はコの字の緑の椅子だ。とにかくカランのお湯が熱くて慄くほど。肌寒くなってきたので、このくらいが心地いいね。
おや?!と横を見ると、カランお隣のお姉さんは髪染めをしており、下流のこちらに土石流が流れてくるのを避けながら身体を洗う。

湯船は左右にバイブラ湯があり、真ん中のジェットバス二席と電気湯を挟んでいるのだが、ぎゃっ!となること請け合いだ。電極板を手前に貼るの、ほんとやめておくれ。でもはじめて見る電極板は銀色で、そして、驚くことに、そこまで強くない。なんなら、むしろ、距離を置いた際の方がジワるほど。電気湯にビビっていると、お隣の湯船のお姉さんが「ピリピリしない?熱いよね」と。

こちらはお客さん同士の挨拶もハキハキしていて、とってもすてきなコミュニティ。なぜこんなに人気なのか、ぜひ自分の目で確かめてみてほしい。

入るときも不思議だったのだけれど、表玄関に屋号が見当たらないのも珍しいね。

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看板の無い銭湯。これもまた、一興。

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お遍路番号 荒川 13
住所 〒116-0001
荒川区町屋3−9−7
電話番号 03-3895-7620
ホームページ
アクセス 東京メトロ千代田線「町屋」駅 徒歩6分
休日 月曜
営業時間 15:00−24:00

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