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実名でSNSをやった方がいいと思った話

こうやってnoteやSNSに何かを投稿する時、友達など周りの目を気にしてブレーキがかかって止めてしまうことがよくある。

SNSに限らず、日常の中で「誰かの目を気にして行動に移せないのは、ダサい。」って、これまで思っていたけれど、このブレーキが大事なのではなのかもしれない。

怒っている人を「感情的になる」というけど、
自分に余裕がない時ほど周り(客観)が見えなくなり、極端に主観に偏っている状態になる。

そして主観に偏ってしまっている人は、ちょっと危険な状態でもある。

家にいる時間が増えると自然と主観が強くなる。
そんな中で主観と客観のバランス感覚をうまくコントロールする為に、「実名でSNSをする」というのは意外と良い緩衝材になるのかもしれない。

主観を鍛える

「主観と客観のバランス感覚が大事」と言っても、余裕が無くて感情的になったり、焦ったりすることは誰にでもある。

そんな時は一度深呼吸をして、冷静になれれば良いのだが、
主観に偏った状態の時、そのことに本人は気づきにくい。

そこで必要なのが「根本的な自分の中の哲学や価値観などの主観を鍛える」こと。というのをこの本を読んで思った。

『意思決定においては「論理」も「直感」も、高い次元で活用すべきモードであり、両者のうちの一方が、片方に対して劣後するという考え方は危険』


『ハムスターのようにカラカラとシステムの歯車を回している自分を、より高い次元から俯瞰的に眺める。
そのようなメタ認知の能力を獲得し、自分の「有り様」についてシステム内の評価とは別のモノサシで評価するためにも「美意識」が求められる』

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【出典】
山口周 (2017). 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』 光文社新書出版

僕の実体験として、感情的になっている時や焦っている時は読書などで学んだ論理や理屈が全く通用しなかったり、冷静でないが故に頭から消え去っている感覚がある。
そして主観だけで突き進んだ言動のセンスの無さにヘコむ。

この本を読んで納得したのだが、「主観を鍛える」というのは「美意識を鍛える」ということらしく、僕にはデザインセンスが皆無で、アートの良し悪しとかが全く分からない。
主観だけで突き進んだ結果、冷静になった時にヘコむのはまさに美意識が無いからなのだろう。

「直感や感情的になった時こそ、論理や理屈が必要」と思っていたが、どうやら違ったらしい。
「美意識」はデザイナーの方たちは除いて趣味の領域の話かと思っていたから、心臓がエグられた気分である。

学校と違って、世の中には正解の無い問題が多く存在する。
そんな時、何を答えたら良いか分からない。

この前回のnoteに付け足すとしたら、どうしても一つの答えが必要な時、必要なのは「美意識」ということ。

「どこに行くか」とか「何を食うか」とかも基本的に他人任せで、優柔不断なのも原因が分かった気がして、結構スッキリした。


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