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ディヒューザーを一人で使い切る
ディヒューザーを買い、自分以外の人間がその香りを嗅ぐことなく使い切った時に侘しさを感じる。
それでも尚、ディヒューザーを買い足す自分からは哀愁の匂いが漂っている。
嗅ぎ慣れた部屋の中と自分の匂いは、自らの嗅覚では感じにくい。
だから買い足され続けるディヒューザーも哀愁も、僕だけにとっては「無」だ。
「ある程度匂いにも気を遣っている」という自意識を満たすためだけに、家のスペースとお金を無印良品に寄付をし続けている。
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ディヒューザーを買い、自分以外の人間がその香りを嗅ぐことなく使い切った時に侘しさを感じる。
それでも尚、ディヒューザーを買い足す自分からは哀愁の匂いが漂っている。
嗅ぎ慣れた部屋の中と自分の匂いは、自らの嗅覚では感じにくい。
だから買い足され続けるディヒューザーも哀愁も、僕だけにとっては「無」だ。
「ある程度匂いにも気を遣っている」という自意識を満たすためだけに、家のスペースとお金を無印良品に寄付をし続けている。