サプライズプレゼントとドッキリ企画
プレゼントって、
「心のこもった贈り物」であって
そこにエンタメ性は必ずしも必要ないと思ってるのね。
そろそろ40回目のバースデーを迎えようというお歳の私は、
それはそれは数々の嬉しいプレゼントをいただいてきた。
中にはサプライズで贈り物をしてくださる方も多くてね。
でも投資の世界しかり、
プレゼントの世界もハイリスクハイリターン。
驚いた分だけ喜びの感情も増すけど、
それはうまく相手のwantにマッチしたときだけ。
しなかった時は
ただただ気まずい時間が流れるだけなのよね。
私の周りの愛すべき人々はサプライズプレゼントを
「相手の望んでるものの一歩先であること」
を鉄則としている。
例えば、
「なかなか行けない、相手の行きたい場所を夢みたいなパッケージにして連れていく」とか
「欲しがっている入手困難アイテムを定期便組んでいつも送ってくれる」とか。
「会いたかった人達を集めて、しかも急な再会に恥をかかないようにドレスアップさせておいてくれる」とか。
だから、
思ってもいなかったハッピーに感動するの。
それはサービス業での
「上質なホスピタリティ」にも通ずるところがあるよね。
望んでもいない、ましてや要らないもので驚かされてもそれは自己満で、ただのドッキリ企画なの。
クリスマスに恋人に小箱に入れた乳歯を「運命の人にあげようと思ってた」とプレゼントするとか、
目立つことは嫌いだと伝えてあるのに駅前で歌をプレゼントするとか、
指輪を入れた小箱に見立てて実はアンモナイトをプレゼントするとか…
それらは、相手が私でなければとても喜ばれたものかもしれない。
でも大事なのは「相手はどんな人か考える」
ってことなんだよね。
このサプライズは困った…ていう話を知人たちから聞くとき、
だいたい仕掛ける側や見る側のエンタメになっていて本人は置いてけぼりだった。
これからサプライズを考えている人は
どうかお相手のことをよくよく観察してね。
ドッキリしなくても刺激的な毎日は手に入るからね。