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【Day14: 新たな学びへ】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

今日は社会教育主事講習(社会教育士)を受講するための書類を提出した。

社会教育主事(社会教育士)とはあまり聞き馴染みのない言葉だが、令和2年度から始まった制度で、もともと「社会教育主事」という、社会教育を行う者に対する専門的技術的な助言・指導に当たる専門的教育職員の制度があり、社会教育法に基づいて教育委員会に置くこととされている。社会教育士制度は、この社会教育主事になるために修得すべき科目等を定めた社会教育主事講習等規程の一部改正によってできた制度です。

引用:社会教育士HP

社会教育主事に少し内容を変えたもので、学びを通じて、人づくり、つながりづくり、地域づくりに中核的な役割を果たす専門人材の称号らしい。

まちにはたくさんの課題がある。
人口減少、空き店舗ばかりの商店街、子育て、子ども、災害、外国人、障害者、コミュニティの希薄化などなど、暮らしのそばには課題が存在する。

要するに、これらのまちの課題をそこに住んでいる地域住民が自分ごととして捉え、それぞれができることから解決に向けて行動できる人を増やしていこうぜ!その土台を作るために「社会教育士」がまちにたくさんの学びのきっかけ作りを仕掛けていこうぜ!という趣旨だと認識している。

そんな社会教育士になるためには基礎的な知識に加え、3つの専門的なスキルも必要とされている。

1. ファシリテーション能力
人のやる気に火をつけたり、ものごとを自分事化していくプロセスを支えたりというような、活動への意欲・自発性を引き出しながら意識・行動の変化を促していく「学び」を支援するための基礎的な知識と技能

2. プレゼンテーション能力
地域のヒト、コト、モノや、地域で共有したい想いや願いなどの情報を、より多くの人に、わかりやすく、共感しやすい方法で積極的に伝えていくための基礎的な知識と技能

3. コーディネート能力
人どうし、活動どうし、組織どうしなど、異なる他者どうしが相互理解を深め、信頼し合い、互いを支え合うことができる関係(協働)へと調整するための基礎的な知識と技能

文部科学省:社会教育士HPより

これらのスキルを活かしながら、地域の人たちが持続可能に暮らしていく仕組みを作っていくことが社会教育士には求められる。

今の自分にピッタリの内容だ。
これから選考も兼ねるため、まだ受講できるかどうかは確実ではないが、島根大学のオンライン講座で受けることにした。

九州では九州大学と熊本大学で受けられるみたいだが、どちらも1ヶ月の短期集中講義。島根大学は半年間みっちりと学べつ、かつ内容が学校との協働を目指していることが決め手だった。

資格を取るというよりは内容に惹かれて今回受けるのだが、何か一つでも名乗れる資格があるのは地域の人を説得するには必要なのかもしれない。

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