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【Day23:より楽しい学び場にするために】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

5月から新しい生徒が2人入ってから現在の生徒数は4人。
それまでの2人は好奇心が強く、いろんなことに興味を持って過ごすためとにかく自由に過ごしてもらっていた。もちろん、自由の中にも計画立てから振り返りといったことはやってもらった上で。

しかし、新しく2人が入ってきてからは少し方向転換をしようと考えていた。
3時間という一般的な学習塾と比べるといる時間は倍以上に長い。

やりたいことがない子どもにとって、ここで過ごす3時間はもしかしたら辛い時間になるかもしれない。そう考えてからここ1ヶ月は教室の時間をどうした心地よく過ごしてもらえるか、かひたすら考えていた。

これまでは、16:00~19:00の時間内で何をするのか自由に計画を立ててもらっていたものを、各1時間ごとの3セッションに区切ることにした。

16:00-17:00 英語学習、教科学習
7月からは英語コースも始まるため、英語学習をはじめとした教科学習に充てる時間。

17:00-17:45 対話学習
こちらでテーマを設定して哲学対話的なことをやったりまわし読み新聞をやったり、とにかく全員が自分の言葉で表現できる時間。

17:45-18:45 探究学習
これは今まで通りと変わらず自分がやりたいことを自由に探究できる時間。やりたいことがなかなか見つからない子に対しても楽しんでもらえるように世界のさまざまなことに対して触れるきっかけを作るためのコンテンツを準備している。

18:45-19:00 振り返り
今日の振り返りを僕と行う。月末にはみんなの前で取り組んだことについて発表する時間を設けている。

子どもにとっては内容がもりもりだけど、6月から実験的にこの流れで行うようになってからは子どもたちにとっても何をやるべきなのか明確になったのか、取り組みに対してかなりメリハリがつけられるようになった。

真ん中の対話学習以外は、その1時間の中で子どもたちが何をするのか自由に計画と目標を立ててもらっている。個人的に細かくしすぎてしまうと子どもたちもやらされ感が出てしまうので、あくまでも自分たちで決めてもらうことを大切にしている。

振り返りシートと目標シートは一つのページにまとめて、保護者に写真付きで送れるようにしているので、子どもにとっては自分が1ヶ月にやったことがひと目でわかるし、保護者にとっても子どもがどんなことをやっているのかがわかるので信頼関係構築もできる。

試行錯誤しながらやってきた1日のスケジュールづくりも今のところでようやく落ち着いたので、あとは中身の部分をもっとこだわって、どうすれば子どもたちがより楽しく学びある時間を過ごすことができるかを考えていきたい。



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