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硬化熱とは?熱くなる原因や和らげる方法を解説

ジェルネイルは、UVライトやLEDライトで硬化させる必要があります。硬化する際に、熱さや痛みを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は硬化熱の原因や硬化熱による熱さや痛みを和らげる方法を解説します。


硬化熱とは

硬化熱とは、ジェルが硬化する際に発生する熱のことです。ジェルは主に光重合開始剤と合成樹脂をベースに作られており、光が当たることで化学反応を起こし、硬く固まる性質を持っています。

効果の時、ジェルが化学反応により発熱することで「熱い」「痛い」と感じることがあるのです。

熱さ・痛みを感じる原因や対処法は?

硬化熱の熱さや痛みが気になって、ジェルネイルが楽しめない方もいるのが事実。なぜ硬化熱で熱さや痛みを感じるのか気になっている方も多いでしょう。ここでは、熱さや痛みを感じてしまう原因をご紹介します。

ジェルの塗布量が多い

熱さや痛みを強く感じる場合、ジェルの塗布量が多いことがあります。ジェルを厚塗りしてしまうと、その分硬化の際に発生する熱も多くなり、熱さを感じやすくなってしまいます。

フォルム形成や厚みを出したい場合は、一度に塗るのではなく数回に分けて塗ると硬化熱を最小限に抑えられるでしょう。

ライトの出力が強い

ライトの出力が強い場合も、熱さや痛みを感じやすい傾向があります。ライトに手を入れてから5〜10秒ほど経つと熱さのピークに達します。その温度は60〜65℃に達するとも言われているため、一気に硬化させるのではなく、少しずつ硬化させるように意識するようにしましょう。(※"独立行政法人国民生活センター"参照)

ライトによっては弱い光〜徐々に強い光を当てるローヒートモードがあるものもあるので、使用してみるのもおすすめです。

爪が薄くなっている

ジェルネイルを長期間続けると、爪が薄くなってしまう場合があります。この場合も、硬化熱を感じやすいので注意が必要です。

爪自体には神経は通っていませんが、爪が薄いと皮膚下の神経が近くなるため、熱さや痛みを感じやすくなってしまいます。既に爪が薄くなってしまった場合はジェルネイルをお休みするか、爪にダメージを与えにくいフィルインなどの技術を活用するのがおすすめです。

熱さや痛みを和らげる方法は?

ジェルネイルの特性上、硬化熱の発生は避けられないもの。しかし、お客様に安心してジェルネイルを楽しんでいただくためには、熱さや痛みを和らげる方法を知っておく必要があります。ここでは、硬化熱による熱さや痛みを和らげる方法をご紹介します。

ジェルの塗布量を調節する

ジェルの塗布量が多すぎると、ジェルの硬化の際に発生する熱が多くなり、熱さや痛みを感じやすくなってしまいます。そのため、ジェルの塗布量を調整しましょう。

ジェルの塗布料は、爪の形や大きさにもよりますが、筆の片面1/3程度が目安と言われています。フォルム形成や、厚みを出したい場合は、適量ずつ繰り返し硬化すると、熱さや痛みを感じにくくなります。

また、硬化熱を感じにくいジェルも販売されているため、気になる方はチェックしてみてください。

ライトから手を出し入れする

ジェルネイルは一気に硬化するのではなく、少しずつ硬化することで発生する熱を和らげることができます。そのため、ライトに手を入れて熱さや痛みを感じる場合は手を出し入れすることが効果的です。

お客様の中には、熱さや痛みを感じてもなかなか言い出せない方もいらっしゃいます。そのため、ライトから手を出し入れするタイミングをお伝えするなどの工夫が必要です。

フィルインを導入する

フィルインとは、一層残しとも呼ばれる通常のジェルネイルよりも爪へのダメージを与えにくい技術のこと。フィルインは自爪にベースジェルが載っているため、硬化熱が神経に伝わりにくくなります。

また、爪や皮膚に刺激を与えるアセトンを使用しないため、爪へのダメージを抑えられるのもフィルインのメリット。爪に負担がかかっている状態だと、硬化熱による熱さや痛みも強くなってしまうので、フィルインでダメージの原因を取り除くことも重要な要素のひとつです。

フィルインを学ぶならÖnschoolがおすすめ!

フィルイン技術を身につけることで、お客様の爪にダメージを与えにくくなるだけでなく、ジェルのもちも良くなり、さらには硬化熱を和らげることにも繋がります。プロのネイリストとして身につけたいフィルインを学ぶなら、Önschoolがおすすめ。ここではÖnschoolで受講できるレッスンをご紹介します。

1DAY レッスン

1DAY レッスンは、サロンワークの基礎となる「ワンカラー技術」を学べるコースです。左右対称のファイリング方法や適切なプッシュアップの仕方、ニッパーの基本動作などケアからトップ仕上げまで、ワンカラーの工程をお伝えします。

▼1dayレッスンで学べる技術

〇左右対称のファイリング方法
〇適切なプッシュアップの仕方
〇ニッパーの基本動作
〇マシンケア実践練習
〇爪別の対処方法
〇爪の育成に適したフォルム形成の仕方
〇最適なジェルの塗布量
〇へこみなく仕上げる方法
〇リフトさせないベースの塗り方
〇サイドの漏れとがたつきの対処法
〇サイドとエッジの塗りこみ方
〇キューティクル際のライン取り方法
〇筆と手の使い方
〇カラー別の正しい塗布料
〇歪みなく仕上げるコーティング方法

2DAY フィルインレッスン

2DAY フィルインレッスンは、通常のジェルネイルよりも爪へのダメージを与えにくい「フィルイン技術」を学べるコースです。マシンの使い方はもちろん、フィルイン前のプレパレーションやマシンビットの選び方などもしっかりとお伝えします。

▼フィルインレッスンで学べる技術

〇フィルイン前のプレパレーション
〇6週間リフトさせない方法
〇爪の育成も出来るフィルインの為のフォルム作り
〇歪みの見方
〇中浮きを防ぐベースの塗り方
〇フィルインに適したベースジェルとその性質
〇フィルイン時の説明とカウンセリング方法
〇爪別のチェックポイント
〇爪と甘皮の基本構造
〇マシンビットの選び方
〇ベースをしっかり綺麗に残す方法
〇段差のない削り方
〇中浮きの削り方
〇先端の厚みの取り方
〇マシンオフ実践練習
〇フィルイン時の亀裂補正と長さ出しの仕方
〇ジェルが浮きやすい方への対処法
〇次回予約に繋がるご提案の仕方

アカデミックプログラム

アカデミックプログラムは、ネイルの基礎やサロンワークが学べる3ヶ月集中プログラムです。知識を学ぶと同時に、サロンワークに特化した実践練習にフォーカスすることで確実に技術を身につけられます。

サロンブランディングコース

個人サロン開業を目指す方向けに、サロンの立ち上げをサポートさせていただくサロンブランディングコースもご用意しております。強いブランドを作ることが、サロン経営には必要不可欠。ロゴ製作やコンセプト設定に加え、価格設定の仕方やオリジナルカルテの作成など幅広くサポートいたします。

硬化熱や爪の健康にも気を配れるネイリストに

今回は、硬化熱の特徴や対処法をご紹介しました。硬化熱は工夫次第で和らげることができます。硬化熱を和らげ、お客様に安心してジェルネイルを楽しんでいただくためには、フィルイン技術を身につけるのも効果的です。興味のある方は、ぜひÖnschoolのレッスンにご参加ください。


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