自己紹介とオンセラ療法が生まれるまで
大学中退から東洋医学に出会うまで
20代に天国と地獄を体験したのをきっかけに、人間の命の本質を追究せざるを得なくなる。また20代は自律神経失調症との闘いの日々も続いていた。パニック症や倦怠感や頭重感に悩みながら、薬にも誰にも頼ることなく孤独な闘いを続けていた。ために、せっかく入った大学は電気工学部を中退せざるを得なかった。
その後数年間はキャバレイのボーイやバーテンなどをしながら地方を転々として小説家を目指す。25才の時、始めて悪霊との闘いを経験するが、その時は霊界に対する知識がまるでなく、日々霊に圧倒されて、自殺間際まで追い込まれる。
そして疲労困憊して明日は命を絶つと決心した日に不思議な出会いに救われる。その後これもまた不思議極まりない霊界の計らいで針灸医学学校に通い始めることになる。以来東洋治療を人間の肉体を活かすだけでなく、人間の霊性開発に活かす道を模索し続けてきた。
さらには自分のような命の苦痛や苦しみをもう21世紀の人類からは無くしてしまうプロジェクトを考えている。
光に学ぶ
空海の修行の中に注目すべき超絶技法があります。百日間休まずに百万辺の真言を唱える。朝から晩まで真言を唱えることで絶え間なく心と体を揺らがせ響かせ、終にはこの世的、相対的な姿形の世界を脱して、今日の量子論的な「全ての存在は実は一つの世界」に超脱するための技法です。結果、満願の日に、明けの明星(光)が口から飛び込んでくる奇跡体験をして空海の修行は成就しました。当時はこの技法に挑戦したが失敗して気が狂い廃人になる者が多かった。
この時以来空海は頭脳全開、一度見たもの聴いたこと全て理解し記録することができるようになったという。
さてこの歴史的な成功例を特別な事象として、天才空海だから出来たので、普通の人に出来る分けがないと片付けてしまってよいのですが、特殊技能に見える達人の技を誰にでも出来るようにしてみようと考えて、普通の人が知恵振り絞って考えてみた結果出てきた方法があります。
実に簡単に光の世界に入り込んで、光の性質を身に付ける方法があることが大分分かったと言う話です。空海のように四六時中、真言唱えて心と体を響かせる方法より簡単で安全です。
要するに光との共鳴一体化に成功すれば良いのです。また心と体を融合させることに成功すればいいのです。でもこれを空海のようなやり方で普通の人にやりなさいと言っても尻ごむ人がほとんどでしょう。せめて四国八十八ヶ所を空海さんと一緒にお遍路させてもらいますで終わってしまう。だからここで提案するのは、誰でも額を上げ、第三の目を開き、四六時中光を取り込みながら、光という愛なる先生から人間存在に関するあらゆる疑問に応えてもらいなさいということ。これなら空海の難しい技法に劣らないし、それどころか全く安全で確実性が高いと思わます。光と人間の関係は今や科学的に大分明らかになってきているからとても理解しやすいです。そもそも人間達が考えた難しい宗教的な技法や複雑な心理学的アプローチにはいつも限界があると思います。なぜならば、どんな偉人聖人にも心と体には必ず癖というか傷のようなものが必ずあるから。なので何はさておき偉大な人間を作った光に学ばない手は無いでしょう。
光は誰にでも平等に教えてくれます。だから素直に、謙虚に、従順に全知全能の光に真っ先に聞いた方が安全で安心ですよね。光は知らないことがないし、出来ないこともない。ただし、光は愛の法則性を逸脱することはないから、人間の誤った欲望に対しては反応しない。
自分自身に悩まなくなるには
これからは心と体のことで悩まなくても良い時代にしようと思います。それでこのセミナーは自分自身のことで特に悩まなくて済み、人の為に悩み、社会の為に、国の為に、世界の為には悩む人になってみたい人のセミナー。だからまず自分自身の体のことで悩まない為の技法を幾つか紹介します。
左脳と右脳を一つに出来る技法、脳脊髄の働きを活発化する技法、丹田に気を収める技法。これらの技法は今日まで一般的に紹介されることは皆無で、ごく一部の人の秘密の技法であったのを、実に簡単明瞭に誰にでも出来る技法に置き換えてみました。
だから、前述したように、これから人の為に生きようとする人ならば、この技法は強力な武器となることでしょう。悪用も出来ないことはないけれどその時それは身を滅ぼす技となるでしょう。
さらに心の解放の仕方を、これまでの難しい修行や困難な学習なく解決する方法を提案していきます。量子論的な世界観や般若心経的な世界観を分かりやすく、人間と光の関係から説いて行こうと思います。
ユングがヨーロッパの人々に東洋の叡智を心理学的に解説紹介して有名になった、「黄金の華の秘密」の書籍が参考になるかもしれませんし、またハワイの伝統的な精神世界を説いたホ・オポノポノに通ずる内容もありますが、より理解しやすい内容になっていると思います。
悩まない心の獲得の為に少し飛躍してしまいますが、人間の瞑想の場は宇宙空間が良いという話をしようと思います。もちろんイメージする世界の話です。
この世のあらゆる雑踏を離れて、時間空間を越えて、存在の本質を理解するのに宇宙空間が適しています。宇宙空間において自分自身を素粒子以下に分解して、光の次元に溶け込ませる工夫、光の次元は宇宙全体が其れによって出来ているから、人は宇宙と融合しやすくなる。人の意識と宇宙の意識の融合の工夫である。そうして存在の本質や存在の目的を少しずつ理解していく。
昔は山奥深く入り込み、人々や、この世のしがらみから逃れて修業に専念したが、もはや現代人には宇宙空間が適している。現代人はイメージだけで宇宙空間に入ることができるので過去の人々の過酷な修業法より有利な立場にある。肉体という姿形を放って宇宙に溶け込み、存在の本質を調べたり、時に地上人間の人生を考える。こうして存在の本質と地球での人間の生き方との整合性を図りながら瞑想を深めて行くのが現代人の心を解放するのに良いやり方だと思います。
そうして終には人は神の創造の原理に還って行く。そうなれば人間意識の解放が完了する。相対的世界は陽と陰、二性が互いに作用しながら成立している。この世界のみ生きる人の意識は、上と下、右と左、前と後など、どちらかに偏ってはふり回される。そんな不確かな意識は本当の意識の在り方でない。だから光の性質を取り戻すことが必要になる。
なぜ?光は陽と陰の中央に位置する存在だから。意識は光から中央を学べる、さらに中心を学べる。中央感覚は人の背骨が対応、中心感覚は臍下丹田が対応している。だから人は意識を背骨と丹田に集中することで光の性質を学ぶことができる。
正に座戦する姿勢と無に向かう心の態度が昔からある光の次元に融合する技法である。現代人のやり方、古人のやり方、優劣をつけても意味がないでしょうが、こうして人の意識が光の次元に馴れたら、光に満ちあふれる宇宙のどこにでも自由に行けることになる。また同様にして体のどこにでも自由に行けることになる。
これから我々が目指す世界観は今まで神秘的で不確かでごく一部の人々しか理解し得なかった悟りの世界を、誰にでも理解できる普遍的な世界観に塗り替えようという試みである。全ての人々の意識がこの世の不自由に打ち勝って自由を取り戻すにはまず光の次元に入ること。
イエス然り、仏陀然り。そうすれば、人はもはや自分自身のことで悩まなくなるだろう。以来他者の為の悩みが始まるという訳である。