大分県IT業界で働く|HOCORU渡邊俊之さん
こんにちは、末綱です。今回はエンジニアの渡邊俊之さんをご紹介します。渡邊さんは現在大分を拠点にフリーランスとして活躍されていますが、もともとはITとは全く関係ない仕事をされていたようです。
次節で述べているエンジニア転職のきっかけ話から最後のエンジニアの将来性まで興味深いことばかりですので、さっそく見ていきましょう。
将来フリーランスとして働きたいと思っている方やエンジニアを目指している方は必見です!
写真:渡邊俊之さん(エンジニア)
"めんどくさい!"の思いから始めたプログラミング
Q.エンジニアを目指したきっかけを教えて下さい。
渡邊さん
もともと僕は大分にあるカラオケ屋さんで店長をしていました。当時、店の集客を増やすためにポスティング(チラシ配り)をよく行っていたのですが、僕にとってポスティングがとても面倒くさかったのです。ポスティングより何か他に良い宣伝方法はないかと考えた時に、ホームページなど有効なのではないかと思い、ブログを書き始めました。すると、思った以上に反応があり、ポスティングよりホームページでの宣伝の方が良いかなと思いました。それから、ホームページ作成に必要なプログラミングを独学で勉強し始め、どんどん習得にハマっていきました。独学での勉強に限界を感じ、3か月の専門学校を経てシステム会社に転職しました。カラオケ屋さんでの経験をきっかけに、エンジニアを目指しました。
Q.フリーランスとして働こうと思ったきっかけはなんですか?
渡邊さん
もともと少しはフリーランスになろうという思いがあったのかもしれません。カラオケ屋さんの店長をしていたときに、自分で判断して自分で行動できる立場にいたので、半分独立しているような状態でした。そのせいもあって、カラオケ屋さんから転職してもいつかは独立したいという思いがあり、2015年に独立しました。
フリーランスとして働くエンジニアの仕事や取引先とは
Q.現在、どのような仕事をしていますか?
渡邊さん
HTML、CSS、javascript、PHP等の言語を使いながら、ホームページの制作やWEBシステムの開発を行っています。WordPressを用いたホームページ制作にも対応しています。昔はデザインもしていましたが、最近はワイヤーフレームを作るまで行い、デザインに関しては知り合いのデザイナーさんにお願いすることが増えました。
Q.どこから仕事を得ていますか?
渡邊さん
フリーランスとして働く前までまで勤めてきた会社の方や、IT系のイベント等でつながった会社の方とかから仕事を受けることが多いですね。
フリーランスの働き方
Q.会社員時代と今の働き方の違いはありますか?
渡邊さん
今の時代長期的にみたらわからないですが、短中期的にみたら会社員の方がやはり安定はします。だから会社員の方が精神上多少落ち着くかもしれないですね。個人で仕事するとなれば、一日の自分の行動で全てがその先変わってしまいます。別に寝ててもいいし、毎日徹夜で働いてもいいし、自分次第になります。会社の場合は上司がいたり組織のしがらみがあったりとかするので、どちらが良いかは一概には言えないですね。
Q.どのようなスケジュールで働いていますか?
渡邊さん
基本土日は休みで、平日は朝の9時から夜6時まで自宅で作業しています。もうルーティーン化していて、朝ご飯の用意や片づけを9時前くらいまでに終わらせて、その後すぐパソコンの前に座ります。仕事を一通りして夜6時くらいになったら、夜ご飯の準備をしたりしますね。
フリーランスになる前にやっておくべき3つのこと
Q.フリーランスになる前にやっておくべきことはなんですか?
渡邊さん
お金を貯めること、契約書を読めるようになること、たくさんの人と繋がっておくことくらいですかね。
まずお金に関して、収入を得るのはプロジェクトが終わってからのことが多いため、数か月や半年かかるプロジェクトを受けた時に生活が困らないようにしておくことです。勉強するための本や作業効率を上げるための有料ツールを購入するなど、自分への先行投資といった面でもお金は大事です。
次に契約書についてですが、会社員の時は契約書を会社が作ってくれましたが、個人でやる場合は自分で用意しなければならないので、前もって勉強しておくと良いと思います。相手から渡された契約書も読むことができ、のちのち揉める可能性も下がります。いざという時に自分を守るためにもこれはおすすめです。
最後に人との繋がりに関しては、たくさんの人と知り合い、一緒に飲みに行ったりとかして、色々な情報を聞いて繋がっておくと良いです。その際、自分のできることをしっかりと相手に話しておくということを心掛けてください。そうすることで、今後の仕事につながる可能性が増えます。
お客様の困りごとを解決していきたい
Q.今後のキャリアについて教えて下さい。
渡邊さん
また改めて気づいたことは、僕はプログラミングの研究や深堀りを目的にプログラミングをしているわけではないということです。カラオケ屋で働いていたときに感じたような、困りごとを解決していくという精神やサービスを今後もずっと継続して持ち続け、提供していきたいです。
Q.コロナの影響はありますか?
渡邊さん
私個人としては、いまのところそこまで影響はないです。仕事がずれたりとかはありますが、仕事が減ったりとかはないですね。良い面としてオンラインミーティングが増えたので移動時間が減ったことや、ITにそこまで詳しくないお客様が最新のITに触れる機会になったかもしれないですね。
エンジニアは常に進化が必要!現状維持ではやっていけない
Q.手に職をつけられるプログラミングの言語を覚えれば長く働き続けられますか?
渡邊さん
今自分が持っているスキルの状態から常に進化して成長し続けていければ大丈夫だと思います。ただ、基本的にずっと同じ技術を使っていないので、それに対応できなければこの業界では生きていけないです。今業務として慣れてきたものでも情報はどんどんアップデートされていきます。この先少しでも新しい言葉を聞いたらすぐに調べて自分のものにしていく必要があります。
Q.フロントエンドエンジニアの将来性についてどう思いますか?
渡邊さん
今後も需要はあると思いますよ。ただ、HTMLとCSSだけではなくプラスアルファがあるといいですね。現状ではJavascriptのフレームワークであるVueやReactなどができるといいかもしれません。Javascriptはできた方が仕事の量は格段と上がります。
いかがでしたでしょうか??今回はエンジニアとしてフリーランスで活躍される渡邊俊之さんをご紹介させていただきました。
最後に、「今プログラミングを勉強しているけど、いつ実務レベルに達するのだろう、、、」と不安を感じている方はいませんか?(私です。)そんな方へ渡邊さんからアドバイスを頂きました。
それは、「今すぐ自作で何か作り、ネット上に公開する」ということです。公開後たくさんのバグが出てきたら、その都度また修正して公開する。これが実務経験であり、繰り返していく事が大事だとおっしゃっていました。今すぐ動ける人と不安を感じているままで何もしない人では今後エンジニアとして大きな差が出てくるそうです。勉強しているみなさん、一緒に頑張りましょう!
渡邊さんご協力ありがとうございました。
次回の記事も是非チェックして下さいね(^▽^)/
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。