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褒めろ!お前を褒める俺を褒めろ!

早速ですがこんな曲を出しました↓

今回はこの『バランスアランドフィーリング』という曲について。是非聞きながら。

以前に曲を上げたのが1月の末だったので2か月ちょい空いちゃいました。実はこの曲のトラック自体は2月入ったころにはほぼ出来上がってて、歌どうしようかなぁと迷ってて今になりました。

直前のnoteで「人と作る作品が~」と書いておいて翻すようなのですが、別ラインとして、自分一人で完結できる音楽も持っておきたいなぁと漠然と思っていた中で出来上がって行ったのがこの曲でした。前のように仲間に声をかけて~とも思ったんですが、聞こえてくるモノ以上に、かなり内容が複雑化してしまったので、こりゃ迷惑をかけるかもな、と何となく自分だけで作っていく音楽にシフトしていきました。

ボカロってどうよ?

ボーカロイドが全盛だったのが確か僕が大学生くらいの頃。僕は、周りにいた他のバンドメンと同じよう、ご多分に漏れず視野の狭い考えを持って、あまり好印象を持っていなかった覚えがあります。いやどうだったかな。僕自身はボカロPの人たちや技術には素直に感心していたと思います。どうも大人になりかけの時期での2ch感を脱却してしまったニコニコ動画のノリが苦手だっただけかも。

いずれにせよ、僕には縁のないと漠然と思っていたジャンルに10年経ってチャレンジするとは思ってませんでした。結果?とても楽しかったです。

やってみようかと思えた大きなきっかけになったのは、ネットを介して周りにボカロPのお友達が数人出来たことでした。なんというか、みんな剥き出しの個性で魅力的だったんですよね。すごく自由だし、それでいて人を引き付ける音楽をみんなやっていて、初めて聞いた時に、羨ましいなぁと心の中で指を咥えてました。

今回の曲を作ってる最中は特にそんなことも考えずですが、結構やりたいようにやったものが出来上がったと思います。音楽に限らず、お芝居だって踊りだって絵だって表現行為はやっぱり何だって自由であるべきで(人に嫌な思いはさせちゃダメ!)。

とはいえさ

やっぱり人と演奏したり創ったりってなると気を遣うわけですよ。この『バウンスアランドフィーリング』のコード進行はほぼほぼ手癖から発生したんですが、一部書き出すと「GM7(9) F#m7 Baug/F Em7 Aaug/D# ~」みたいなところがあります(とかく押さえるのが大変なコード達)。僕が依頼を受けたギタリストだったら結構気張ってやらないといけない進行が多発してしまいました。

僕自身にやりすぎるきらいがあるのが原因なんですが、これを例えばバンドスタジオに持ってくとして、初セッション後の第一声が必ず「むっず~」になるのが分かり切ってるので中々踏み切れないような事も今回挑戦出来ました。自分が頑張ればいいからね。

ぼくのかんがえたさいきょうのボカロ

前述した複雑な曲構成、というのもそうですが、やるからにはボカロでしか出来ないものを作りたかったです。音域だけはまだミクチャンの雰囲気をつかみ切れずちょっと高かったかもなぁ(当初はもう1音上だったとは言えない)という反省ポイントでもありますが、成立はしてるし次回に活かせそうです。

1発目の曲だし、歌詞に関しても誰が歌っても、というよりは「僕が使う初音ミク」だからこそ浮かんだイメージから出てくるものになると良いなぁと思って書きました。Dセクションの「世界でいちばんのおひめさま」というフレーズはもうそのまんまですね。僕の知ってる唯一の時代のボカロ音楽がバレる。

曲タイトルは始め英語だったんですが、全部カタカナにして、アラウンドを「アランド」と読ませたのもなんとなくボカロっぽくない!?と思いながら付けました。ぽくない!?

これは僕の曲であり、好きになってくれたあなたの曲

ジャンルなんて言ったもの勝ちで、まぁ渋谷系と言い張ってて、実際始めの方はもっとそんな雰囲気もあったんですが、やってる内にルーツ音楽に戻っていっちゃって、どっちかというとビッグバンドジャズみたいになりましたね。まぁこの辺は作った人と感じた人がそれぞれ思ったようにジャンル分けしたらいいと思います。

今の若い子はどうやら逆に全然聞かないらしいんですが、基本的にちょっと前の「若い人の音楽(もの)」だったので、ここ何年もボカロ音楽は暗めの曲が多かったです。僕の『バランスアランド』まで底抜けに明るいのは少数派かも。というより自分の音楽観が00年代のホンワカキラキラ系へ強めに振ってるだけなのかもしれない。

このご時勢だし元気出してくれれば~というような思いがゼロなわけじゃないんですが、こればっかりは明るい曲聞けば絶対元気になれるわけじゃないので、気に入ってくれた人に刺さって愛してもらえればいいなと深く強く思います。

立ち上がれる人から立てばいいんだし、その時僕の音楽があなたに気にってもらえると何より。幸い僕は現状上手く曲が作れたりそれに対してリプライやリアクションもらえると飛んで元気になって次を作り続けられるので、相乗効果で行きたいなとこれまたつよーく思っています。というわけで記事のタイトルにつながるわけですね。

ミクチャンにはまた今後すぐ歌ってもらうかもしれないし、次は全く別の音楽が生まれるかもしれない。頭の中にある音楽がどう形を変えていくか楽しみです。どんな形であれ僕の音楽がみんなに、何より自分に気に入ってもらえますように。

書きたいことが書けたようなまだ出し切ってないような!今日はこんなところで!


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