5月見た映画 |オススメ3選
突如久々にいっぱい映画見ようという気分になったので見た。といっても中旬からエンジンかかっただけだけど……
所感としては「有名作やっぱオモシロ❕」
ということで、見た映画の記録と、特に勧めたい映画3選をまとめておくよ。
見た映画:
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-03【人喰い河童伝説】(2013・日本)
地球の静止する日(1951・アメリカ)
トレジャーハンター・クミコ(2014・アメリカ)
名探偵コナン 14番目の標的(1998・日本)
名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999・日本)
ダムネーション/天罰(1988・ハンガリー)
ベイビー・ドライバー(2017・英米|再視聴)
ジャズ大名(1986・日本)
ヘル・レイザー(1987・イギリス)
ヘル・レイザー2(1988・アメリカ)
死霊のはらわたII (1987・アメリカ)
スパイダーマン (2002・アメリカ | 再視聴)
狩人の夜 (1955・アメリカ)
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】(2013・日本)
アルカトラズからの脱出 (1979・アメリカ)
オススメ1 : マーベルの萌芽 / エンタメホラーの金字塔「死霊のはらわたⅡ」
スパイダーマン1〜3で監督をつとめたサム・ライミの処女作である「死霊のはらわた」の堂々たる正統続編。
ひっくり返った!
1より面白いと思う。
何より「ああこれはヒーローのストーリーの萌芽だ」と思わせる、ドキドキワクワクアクションや展開の応酬が本当に見事。
ストーリーは何てことない、死霊と戦うパニックホラーだが、そこに「おいおい格好良すぎる」と笑ってしまうキャラクター要素が散りばめられている。
カメラワークも派手で斬新。まさに、今やその地位を不動にしているマーベルの枝葉のひとつが産声を上げたんだろうなと思う。
勢いでスパイダーマン見ちゃったもんね。
また見ます。
オススメ2 : 共感はできないが忘れられない、切なさを抱きしめたいロードムービー「トレジャーハンター・クミコ」
これは「見てよかったぁ…」と言いながら苦虫を噛み潰したような顔になってしまう、実話が生んだ都市伝説を元にした映画。
他人とソリが合わない日本人女性が、とある映画のラストに映る「宝物」を実在すると信じ込み、トレジャーハンターにのめり込んでしまう話。
ずっと夢を見てるみたいな展開。
映画に限らず物語は、出来事が折り重なって進むことが多い。「伏線回収」なんてまさにそれを体現した言葉。
しかしこの映画は、それが積み上がらない。主人公の全ての決断が過去の体験を含んでいない。夢の中で注釈なく場面が変わるように、彼女の行動は無限に否応なく決定される。
しかし「主人公クミコの夢物語」と「眠って見る夢」の違いは、常に一本軸のテーマ、トレジャーハンティングがあること。
狂気的なのに、それに我々も乗り込むしかないのがこの映画の苦しいところ。
ちなみにたまたまYouTubeで無料公開があったのでコメントしたらボコボコに言われました。笑う。
本当に苦しいけど、誰かの忘れられない旅路を追体験したいなら是非。
オススメ3 : 映画的喜びの極地・本当名作っていいね「狩人の夜」
5月ベスト。面白すぎて泣いた。
ひょんなことから「大金だけを遺された幼い兄弟」の存在を知ってしまった連続殺人鬼と、その兄弟の追いかけっこムービー。
ストーリーのダイナミズムもあるにはあるんだけど、とにかく撮影が良すぎる。
あまりにも印象的な場面がありすぎて具体的に出すのも難しいが、何より驚くのは「カメラワークが物語を追いかけている」ように見えるほど、カメラが柔軟。
普通、監督の作家性って撮影方法の連続性とかに見出せるもんだと思っていたが、それが見事に覆されるような気がした。
ジャンルが混濁していくわけでもなく上手くまとまっているのに、物語の緊張感に応じて撮り方が変わる。毎話、打ち出したいイメージによって監督が変わるタイプのアニメみたいな感じって言ったらいいんだろうか。
キャラクターが立っているのもいい。2人を保護するグレートマザー的なキャラクターが出てくるんだが、マザーと殺人鬼の対峙はこの映画のクライマックス。
家の中で銃を構え殺人鬼に注意を寄せるマザーと、家の外でにじりよる殺人鬼。その2人が同じメロディを口ずさむシーンは本当に震えた。
とにかく映画的な完成度の高すぎる映画です。オススメ……
以上オススメしたい3作品でした。
6月もいっぱい見たいね。