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サウナでバスタオルどうしてる?

相客のマナーの悪さが気になって、せっかくのリラックスタイムが台無しに…
温浴施設でのルールやマナーのことでモヤモヤしたり、腹が立つことありますよね?

銭湯で働いていると同時に利用客でもある自分は、そんな話を見聞きする度に、反省に似た少し複雑な気持ちになります。

ルールは施設によって異なりますし、マナーに関しては各人の中での「常識」が異なるので、啓蒙するのがとても難しいです。

ルールとマナーは厳密には違うのですが、考え方によっては非常に曖昧な場合もあるからモヤモヤしやすいのかもしれません。

今回は私が個人的にモヤモヤというか疑問に思ったことを聞いてください。

貸バスタオル付のとき、どう使っていますか?

サウナ料金に貸バスタオルが含まれている場合、そのバスタオルをどのように使っていますか?

私はバスタオルをサウナ室の座面に敷いてその上に座るか、もしくは腰に巻いて座面に座ります。

自分はそう使うのが当然だと思っているから…

けれど、バスタオルを敷きも巻きもしない人と相客になることが多々あります。

サウナキーで入室しているから無賃入室でもないし、どういうことだろうと、こっそり観察してみると、湯上がり用バスタオルとして使っていることがほとんどです。

サウナキーがないタイプの場合は貸バスタオルが支払済の証になるので、サウナ室にバスタオルを持って入ってはいるけれど、畳んだまま隣や膝上に置いている人もいます。

心の中で「なんでやねん。何のためにバスタオル付きやと思ってるねん?」とモヤモヤした時期もありました(笑)。

しかし時には、施設側からアナウンスも説明のプレートもなく、サウナでバスタオル使用しているのは自分しかおらず、
「あれ?もしかして自分の使い方が間違ってる?」
と、考えることもあります。

バスタオル、みなさんはどう使っていますか?

サウナでバスタオルを使う意味

サウナでバスタオルを使用するのは、サウナ室内の木を汗や水分で濡らさないようにするためだと思っています。

木材は湿ると傷んだり変形しますし、汗が木材に染み込むと、蒸発して汗が乾いたとしても成分は残ってしまい、ニオイの原因になってしまいます。

座面に予めサウナマット等が敷いてある場合でもバスタオルを使う理由は、次に利用する人が気持ちよく座れるようにするためです。
これはルールというよりはマナーかもしれません。

次に利用する人への思いやりですね。

サウナビギナーの頃は思い及ばなかったのですが、身体のデリケートゾーンを隠すという目的もあるようです。

そういえば、バスタオルを使用するようにと書いてあるプレートには「バスタオルを巻いてください」という文言とイラストがあり、男性用サウナでは腰にバスタオルを巻いている絵、女性用サウナでは胸から下を巻いて隠している絵になっていたりします。

デリケートゾーンが見えてしまわないように配慮するのもマナーなのかもしれません。
(これに関しては私は配慮できていないかも…苦笑)

ルールやマナーを啓蒙するためには

「室内の木が傷んだり、ニオイの原因になる」ということは勝手に想像して、それは自分にとっては「常識」だけれど、全員が同じように想像するわけではないですよね。

「常識は人それぞれ違うんじゃないか?」ということまでは想像できなくて、モヤモヤやイライラに結びついていたのではないかと考えるようになりました。

思い返してみれば、何故バスタオルの使用が必要なのかまでは説明を受けたこともないし、調べたこともありません。

悪気があるとか故意ではなくて、バスタオルを使うのが施設にも自分にとっても良いとは知らない人も多いのかもしれません。

「そんなこと言わなくても分かるでしょ…」と思ってしまいがちなのが私の欠点なのですが(笑)、汗や水分がサウナ室にどれぐらいの影響を及ぼすのかなんて、温浴施設で働いたことがなければ実際には解らないですよね。

ルールもマナーも施設側の都合だけではなくて、利用客自身のためにも存在しているから、理由も知ってもらえるような貼り紙やプレートがあれば良いかもしれません。

これを読んでくださった方で「サウナの貸バスタオルは湯上がり用だと思ってた!」という方がいらっしゃったら、是非サウナ室内で敷くか巻くかして使ってください(笑)。

湯上がり用の貸バスタオルだよって施設もあるかもしれません。
その場合はごめんなさい。

自分が座ろうとする位置がびしょびしょになっていないのは、そこに座っていた人の思いやりの証かもしれません。

今回はサウナの貸バスタオルについてお話しましたが、個人的には、より多くの人が快適な温浴時間を過ごせるようにしていくことも仕事のひとつなので、その他のモヤモヤすることについてもリサーチして、どうすればモヤモヤやイライラを減らしていけるかを考えていきたいと思っています。

Twitterでアンケート等をお願いすることがあるかもしれません。
その際はよかったらご協力お願いいたします。


löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)勤務。
https://twitter.com/loylyg

https://instagram.com/loyly_girl


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