Led Zeppnlin Ⅱ
久しぶりに聴いてみようと思った
1969年10月リリースの古いアルバム
このアルバムに「moby dick」というドラム独壇場の曲がある
曲名の「モビー ディック」は、作家のハーマン メルヴィルの長編小説「白鯨」に出てくる巨大なマッコウクジラである
若かりし頃、文学青年を気取っていたにわかな私は上巻で挫折...
話を要約すると、捕鯨に従事するエイハブ船長と白い巨大なマッコウクジラとの死闘(船長は過去に白いマッコウクジラに片足を食いちぎられ復讐に燃えていた)
物語は捕鯨船に乗り込んだイシュメールという船員が語り部となっている
結局、死闘の末に船は海底に引きずられ、イシュメール一人だけが生き残り他の捕鯨船に救助される
とても難解で陰鬱暗鬱
時化た灰色の海の冷たい風景だけが目に浮かぶ...
さて、アルバムだが
真夜中にヘッドホン無しで聴くのは気が引ける
この「白鯨」のクジラとの死闘がこのように表現されるのか...
これは素晴らしい変換だな
前半のギターのりのりの部分は近づいて来た白鯨に復讐心を燃やす表現で、長いドラムソロは船長があれこれ手を尽くし悪戦苦闘している様子なのだろう
しかし、終盤またのりのりのギターの展開になるが、クジラの勝利となり力尽きて船もろとも海底に引きずりこまれる虚脱感のラストも良い
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