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7月は「夏詣」特別期間! 七夕と神社の特別な関係🎋
夏詣期間中の7月7日は「七夕」。
織姫と彦星の二星の恋愛成就に自らの願いを重ね、人々が夜空を見上げて祈る日です。
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季節の節目である節句は、むかしの日本人が大切な祈りの機会と捉え、神様への感謝と繁栄の祈りを捧げてきました。七夕の日もそんな五節句のひとつにも数えられる大切な「祈りの日」です。
当社ご祭神、小野篁公の御孫にあたる小野美材は、七夕を詠んだ、この時期にぴったりな「二星」という雅楽の朗詠曲にも採られた詩を残されているのでご紹介します。
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小野美材《おののよしき》が詠んだ「二星」
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「二星適逢ひて 未だ別緒の依々の恨みを叙べず、五夜まさに明けなんとして しきりに涼風の颯々たる声に驚く」
【訳】二つの星の、年に一度の逢瀬。互いに再び出会えた喜び、離れていたときの寂しさを十分語り合えてもいないのに、もう夜が明けようとしている。しきりに吹き始めた涼しい風の音に、別れのときが近づいていることを知る。
こちらの曲は『和漢朗詠集』にも撰された詩序の一節がもとになっています。
「二星」というのは彦星と織姫のふたつの星を指し、二人の短い逢瀬のせつなさを描いた詩で、『平家物語』においては、後徳大寺実定と待宵小侍従の対面に引かれる句として有名です。
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現在残っている雅楽の朗詠曲は、祝賀を表したり、自然描写で哲学的な表現をするものがほとんどである中、七夕というロマンチックな内容を題材にした「二星」は珍しい存在です。
七夕には、古くから、管絃・和歌・詩・連歌を星に手向ける習慣があり、時に朗詠も奏されていました。
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この「二星」は、他の多くの朗詠曲の伝承が衰微し途絶えて行く中でも七夕との深いつながりから、行事、の伝承と共にが途絶えずに残った朗詠伝承の最後の四曲の中の一曲となっています。
小野照崎神社と七夕の深いかかわり
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そして当社境内には、七夕とも縁が深いお社「織姫神社」があります。
織姫・稲荷神社は昭和29年に織物組合がお祀りしていたお社を小野照崎神社でお預かりすることになり、末社である稲荷神社に相殿でお祀りしたもの。
織姫神社は「技芸上達」や「縁結び」のご利益があるとされるほか、『産業の神様』である稲荷神社との相殿ということで、恋愛だけでなく仕事のご縁も結ぶ『むすびの神様』としても親しまれています🎀
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御祭神の小野篁(たかむら)公は歌や文章、書道、絵画に優れた「芸術・芸能」の神様、御配神の道真公は、多くの名歌を残され、書でも「三聖」と称えられた類まれなる才能の持ち主です。
小野照崎神社には織姫神社の「織姫」と、彦星の象徴である「牛」を神使とする菅原道真公が鎮座しており、さらに御祭神の篁公は芸術・芸能の神様。お参りの際には、是非織姫神社も併せてご参拝ください。
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本殿を見つめる、流れるような美しい狐の神使像も必見です♪
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8月まで菅原道真公が御詠歌を配した、暗所で光る特別なあしらいの「七夕の特別御朱印」も授与しております♪