TOEIC930だけど、英語は苦手です
昔から、苦手なことに
自ら向かって行ってしまう
という不思議体質をもつ私。
特に、英語は中学の頃から
ものすごく苦手意識があった。
ちなみに英語の外国人の先生と
話すのもめちゃめちゃ緊張してた。
そんな私が、大学に入って
いつものように苦手なことを
克服すべく目をつけたのが、
その英語だった。
英語ペラペラになって、
苦手を克服するぞ〜と
一心発起した。
まずは、iPhoneを
英語表記にすることからスタート。
iPhoneに出てくる
全部の説明が英語に。
とにかく、1日中英語の曲を
聞いて、英語にどっぷりと
浸かりまくった。
しかも、その後は
アメリカの大学に留学。
1年間、過ごした。
留学の感想はね、
辛かった〜。
楽しかったことなんか、
1つも思い出せないくらい。
辛いことばかり。
英語がうまく出てこない
自分が嫌で嫌でたまらなかった。
そもそも、外国の方が苦手という
それも克服できずに
最後まで外国の人と話す時
緊張してた。
帰国した私がTOEICを受けると
なんと930点になっていた。
びっくり。
ほぼネイティブやん。
でもでも、
いまだに英語が苦手。
外国の方も苦手。
苦手という「意識」は
どうやっても変わらなかった。
アメリカに行ったら
何か変わるかと思ったけど、
苦手意識は強くなるばかりだった。
周りの人に、英語を使う仕事についたら?
とはよく言われるけど。
でも、私は絶対嫌。
苦手意識があるから。
英語という苦手を克服しようと
しただけなのに、
いつの間にか苦手が苦手を
呼んでいた。
だから、私はこう言いたい。
苦手は克服しなくていいと。
苦手に向かっていくと、
さらなる苦手を呼びよせる。
苦手の先に、
さらなる苦手がある。
だから、苦手を
克服する方向で
頑張るのはおすすめしない。
私みたいにならないで。
特に真面目な人は、
学校教育の賜物で
「苦手は克服すべし」
っていう思い込みを持ちがち。
でも、苦手な意識とか
苦手な気持ちとか
そういう自分の中での想いは
なかなか簡単に変わる物ではない。
だから、苦手は苦手のままで
置いておいていいと思う。
その代わり、自分が
楽しいこと、好きなことに
どんどん向かっていこう。
楽しいことは楽しいことを、
好きなことは好きなことを
呼び寄せるから。
TOEIC930でも、
英語も外国の方も苦手な
私が言うんだから
間違いないはず。
結論、苦手は克服しないで。