2022/7/31 スコーンの日
朝は6:30に目覚めたのだが、案の定2度寝をかまして、7月の最終日もゆるいスタートを切った。
朝に弱く寝起きもぼんやりしているため、とりあえずスマホでTwitterを開いて文字を追いかけ、目を覚まさせるようにしているのだが(恐らく良い方法ではない)、今日は「◯日までアプリで限定公開!」系の漫画を見つけてしまい、目覚めてから1時間半ほどベッドで漫画を読み続けるという、休日の朝の最も贅沢な無駄遣いをしてしまった。
ちなみにハマって読んでいたのはDinerだ。
「小説版と内容設定微妙に違うんだから小説読めよ」という野次が飛んできそうだが、それはそれこれはこれ、タイプの人間なので漫画は漫画で絵が好きだし気にせず読みまくる。
それはさておき、朝からのゆるいスタートをそのままに、ほぼ昼食という名の朝食をとってから、一昨日できなかったスコーンの準備にとりかかった。
「今日こそは作る」と決めていた私は、なんと昨晩ドライフルーツの洋酒漬けを仕込んでいた。これだけで10万円ぐらいもらっていいと思う。
前日仕込んだドライフルーツを確認して、冷蔵庫に鎮座する薄黄色の直方体と対峙する。
俗に、バターと呼ばれるそいつをナイフで切り分け、重さを量った後、スコーン作りの本番がやってくる。
バターをサイコロ状に切る
スコーン作りで何よりも面倒で手がかかり、そしてこの私が最も苦手としている作業である。
この猛暑の中、バターはみるみるうちに溶けていく。
時間との戦いだ。
にちにちと音を立てながらバターを切る切る切る…。
なんとか終わった頃、まな板替わりに敷いていたクッキングペーパーは、溶けたバターでてらてらと光輝いていた。
世界一地味な戦いを終えた私は、疲れきっていた。
エアコンの効いた室内で麦茶を飲み、スコーンのレシピを眺めていたとき、それはやってきた。
その道のプロである私はおもむろに自室から毛布を持ってきてかぶり、床に横になった。
昼寝および仮眠のプロである私は、その瞬間を見逃さない。
エアコンの効いた室内で眠るには、毛布がなければ始まらないのだ。
そして眠りに落ちた私は、頭の片隅にスコーンのことを追いやった。
スコーンは今日完成したのか…
それは明日に書くとしよう。
プロの本能が「眠い」と言っているのでもう寝る。
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