推しの子を読みしシャニマス男 23/07/06
有馬かな!!!!!!!!! 幸せになれ!!!!!!!!
そんなわけでシャニマスコラボを控えた推しの子を全部読むことに成功……。ヤンジャンアプリの初回無料、ありがたかった。でも非常に面白い作品だったので改めて買い揃えることにする。
作品全体の感想はとりあえず置いておいて、シャニマスとのコラボに対する現時点の所感や期待を申し述べさせていただきます。
まず作品の空気感やシナリオのハードさがぜんぜん違うことは大前提として、それでもコラボ不可能なことはなく、むしろリアリティラインとしては足並みを揃えられそうな程度には近いものがあると感じた。
推しの子世界もシャニマス世界も芸能界のリアルな(だいたいはイヤな)部分を描いているところがある。その描写自体はぜんぜん似てない(推しの子のがエグい)んだけど、そういうリアルさそのものを描くのが作品の目的ではないところが近いと思う。リアルな人間を描くために必要な舞台としてのリアルさを感じるといいますか……。あくまで物語の要請上のリアリティですよという割り切りがある感じ。ここが似てる。
もちろん出されるもののクオリティによるんだけど、お互いにとって足りないところをうまく補える可能性が全然あると俺は思ってて。
シャニマスはアイマスなので基本的には283アイドルにしか立ち絵がない。まあそれはそれでいいんだけど、他事務所のアイドルが作品に一回でも出ることによって世界観の強度が高まる(これ伝わってます? 感覚的な話すぎる?)。この世界には283プロがあって、どこかで苺プロダクションも頑張っているんだな……って思えることそのものがシャニマス世界に力を与えると思いませんか? 俺はメッチャ思うんですけど……。書き出したらふにゃふにゃしすぎてて全然自信なくなってきた。
シャニマスやってる人にはわかって欲しいんですけど、まず283プロがあって、芸能界があってルカの元いた事務所などがあって、商店街があって、花屋さんとか蕎麦屋さんとか街の人達がいて……っていうところに、苺プロダクションも加わるのすげえ世界が広くなった気してよくない? いいだろ! わかってくれ! ユアマイラブレターとかそうだけど、「世界そのものの広さ」に結構シャニマス制作陣はこだわってると思ってて、そこを目指したコラボのような気がするんですよね……。
翻って推しの子側がどうかというと、物語の縦軸となっているサスペンスがかなり強固な上、それに従ってドライブしていくストーリーは無駄を削ぎ落としたソリッドなものに仕上がっているので、B小町の細かい活動なんかは結構省かれてしまっているんですよね。作品のクオリティを下げるような瑕疵ではないんですけど、B小町の皆がライブやフェスに出たり変なアイドル仕事をやらされたりするような小話をもっと見たかった、なぜならシンプルに推しの子のキャラクターが好きだから、っていう気持ちがあって(あってというか今日一気に読んでえ?! もう先輩卒業!?!?!? ってなっただけ)、ストレイライトとのシナリオイベントでその欲求を満たしてくれるのは普通ににめちゃくちゃ嬉しい。
推しの子、横道に逸れすぎると「結局復讐はどうなんじゃい」ってなっちゃうかもしれないけどそれでも色々見たいことありすぎるよな……。有馬かなと黒川あかねのバチバチ鞘当てだけでもっと何シーズンも見たかった。爆速でいろいろ決定的なことが起こるんだもんなあ……。
俺が今日読んで感じるようなことは当然推しの子サイドもわかるに決まってるので、WINGシナリオまで実装する本気ぶりはそういうことなんだと思う。本編ではちょっともう悠長なことやれる隙間が一切ないので、時間かけてとアイドルを育てるゲームとコラボしてそこを埋めようという意図があるのではないか。いやこれは願望だな。あってくれ。有馬かなとWING優勝したいよ俺は。多分シャニPじゃなくてアクアPと二人でなんかの目的のためにWINGを勝つ、みたいなシナリオになるんだろうけど。MEMちょのプロデュースシナリオがないのは本編で掘り下げる尺が取れているということだと解釈。
とにかく推しの子を全然知らない昨日まではコラボの意味もよくわかってなかったけど、両方を大好きになった今となってはかなり意義がありそうに思えてきて楽しみだという話でした。日記だしこれでええやろ勘弁してくれや。
ところで今週更新分ヤバくなかったですか? 競馬で例えると、序盤の展開に恵まれた逃げ馬とそれをマークしたい先行馬がハイペースを作ってレースも終盤、逃げ馬は垂れてきたが頑張っていて先行馬も馬群から抜け出そうとしている最中、大外の最後方からディープが今翼を広げた的な……。今週読み始めたのはめちゃくちゃ正解でめちゃくちゃ間違いでしたよ。