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ナノテクノロジーとは?できるだけ簡単にまとめ:10-9=0.00 000 000 1 の世界と医療の活用について

今回は、少しミクロの世界について解説したいと思います。
我々は通常、メートルかキロメートルの単位を使って物を測っています。
しかし、その単位だけでは、物質の原子や細胞を測る事は不可能です。

そのミクロの単位がナノ(nano, 記号: n)と言われています。

ナノテクノロジー


ナノテクノロジーとは、物質の微細な世界、すなわちナノメートル単位での技術を指し、さまざまな分野での革新をもたらしています。

特に医療業界においては、治療法や診断技術の進化に大きく寄与しており、今後の医療の在り方を変える可能性を秘めています。

ナノ (nano, 記号: n)は 国際単位系 (SI) における SI接頭語 の一つで、以下のように、基礎となる単位の 10 −9 倍(= 十 億 分の一、 0.000 000 001 倍)の量なります。

大きさの単位としてなら micro(ミクロorマイクロ)は10のマイナス6乗=0.000 001 nano(ナノ) 10のマイナス9乗=0.000 000 001

その下は、ピコ(10^-12)、フェムト(10^-15)、アト(10^-18)と続く。 1マイクロmは1000ナノm

マクロは「巨大な」という意味。具体的な数値としての意味はありません。

ヤフ知恵

ナノテクノロジーを駆使して作られたナノ構造半導体が注目される理由


顕微鏡の技術

それがナノテクノロジーです。

ナノテクノロジーとは、顕微鏡で見える世界よりもさらに小さい世界の中で物質を研究開発するための技術なのです。

ナノの原型「仮」

ナノってどのくらい小さいの?

ナノテクノロジーの“ナノ”とは、ナノメートル(nm)のことです。

1メートルの10億分の1の単位をこう呼びます。

1ミリメートルの1000分の1の1ミクロメートルの
さらに1000分の1が1ナノメートルです。

計算上、ややこしくて頭がおかしくなりませんか?


例えば、下記の場合は通常、答えは1になりますが、ナノ計算になると、ゼロが9のマイナス自乗になります。

10-9=0.00 000 000 1 

になります。


この超微細な世界はもちろん肉眼では判別できません。


もっと簡単に例えると、地球の直径を1メートルとすると、1円玉の大きさが1ナノメートルになります。

これで、ナノがいかに小さいかが分かるでしょう

物質をナノメートルレベルで制御する利点

コンピューター回路とチップはナノ技術

実用例ですと、現在コンピュータなどで利用されている電子回路のトランジスタは、だいたい数十nm程度の大きさであるが、これを1/10にすることができれば、コンピュータを現在よりもずっと小型化が可能です。

薬物送達システムの革新に大きな影響


従来の治療法では、薬剤が全身に広がるため、効果が薄れたり副作用が出たりすることがありました。しかし、ナノ粒子を用いることで、薬剤を特定の部位に直接届けることが可能になりました。

編集後記

いかがでしたでしょうか?
ナノ技術(ナノテクノロジー)は、非常に小さいスケールでの材料やデバイスの操作や製造を意味する粒子になります。

非常にミクロな世界ですがナノ技術は、全人類の生活に影響し、宇宙にの生体にも影響するものでもあります。


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