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天むすの類

減量中の人間が何をやってるかとご心配の向きもあろうけれど、これは随分と長期間(半年以上)に渡って食べて来た記録なのでどうぞ安心されたし。心配なんかしてないか。そうか。そうだよね。まあいいか。それはともかく、僕は天丼が好きだ。天丼と云うのは天ぷらとご飯の組み合わせであるから(ちょっと雑すぎる云い回しで申し訳ない)天むすの類も大好物である。コンビニ、駅の売店、おにぎり専門店など色々なところで天むすの類を見つけては買って食べてしまう。いつかその辺りも含めて自分なりの天丼論をまとめてみたいと思うがなかなかそんな時間もないので今回は天むすの類を羅列して悦に入ろうと思う。

いかのかき揚げおにぎり

まずはローソンで見つけたいかのかき揚おにぎりから。この手のものは新発売と書いてあってもその後定番にならずに消えてしまうものが多いので、見つけたらすぐに食べないとチャンスを逃すことになる。逃したって人生に大きな影響はないけれど、なるべく逃したくないと思う。

いかのかき揚げおにぎり

ウマウマウー。味は濃いめでちょっとピリ辛。なかなかのパンチ力があった。大きめに角切りされたイカの食感が楽しい。まだ売ってるかな。去年の10月頃だからもうないか。

海老天むす

これはJR品川駅構内エキュートにある『おにぎり処 こんがりや』で買った海老天むす。なかなかのビジュアルである。これがガラスケースの中に大量にディスプレイされているのを見るとなかなか壮観である。帰ってきたウルトラマンに出て来るツインテールをちょっと思い出す。

海老天むす

ウマウマウー。味付けは濃くないのであっさり食べられてしまう。ボリュームたっぷり。満足であった。

サンドおむすび天丼風

JR品川駅のKIOSKで買ったサンドおむすび天丼風。ここに天むすと天丼の濃密な関係性が提示されている。ちゃんとアルファベットでTendonだとも書いてある。これは日本語が読めない人であればこれがTendonであると思って買うであろう。天丼風ではなく天丼だ。イメージ写真がTendonであるだけで、おむすびは天丼風である。グローバルな視点からその辺りをどう考えるか。これを「スシ?」と云いながら手に取っていた外国からの旅行者の方も目撃した。その辺りもどうなのだろう。ああうまく整理出来ない。整理しなくても良いのか。そうか。

サンドおむすび天丼風

ウマウマウー。味の方は問題なくウマイ。鶏天もイカ天も野菜かき揚げもなかなかイイ。海苔が上手いこと全体をまとめている。海苔の調整能力は素晴らしいと思う。その辺りも外国の方に伝わっただろうか。余計なお世話か。

天むす

こちらは東京駅構内の売店で買った『地雷也』の天むす。名古屋の有名店。東京にも工場があるとか。

天むす

こんな風に竹皮に包まれている。こう云うパッケージは何だか無性に嬉しくなる。

天むす

5個入りであるが、左手前のヤツは海老天がダブルで入っていてお得感がとてもある。ビジュアル的にも何だかイケていると思う。

天むす

ウマウマウー。味付が結構しっかりしていて過不足ない。一つ一つは小さいように見えて、かなりボリュームがある。付け合わせのきゃらぶきが天才的。天むすにきゃらぶきを添えようと最初に思い付いた方に心からの敬意を表したい。見事な組み合わせであると思う。満足至極。

天むす

こちらも名店。三重県は津市の『元祖天むす 千寿』の天むす。名古屋駅構内の売店で購入。千寿と地雷也が天むす界の両巨塔であると云う。特に千寿は1959年には天むす専門店を開店して、1965年には商標登録を獲得しているとのこと。全国的に有名になったのはもっと後のことだが、歴史が結構あるのだ。

天むす

銀紙でパッケージされている。これも何となく馴染みがある。ちゃんときゃらぶきも入っている。

天むす

ウマウマウー。ご飯が大変に美味しい。お米が艶々としている。味的には地雷也のものよりさっぱりあっさりしている印象。元祖はなるほど品格がある。これはまた食べようと思う。

海老天むす

コンビニ方面に戻る。ローソンで見つけた海老天むす。パッケージ写真の押し出しがなかなか凄い。

海老天むす

ウマウマウー。考え方として、天むすのフルサイズおにぎり版と云ったところであろうが、味的にちょっと物足りない気もする。塩っ気が足りない。これにきゃらぶきを忍ばせてあったりしら良いのではないかとも考えた。考えるだけなら気楽で勝手である。

サンドおむすび北海道産コーンのかき揚げ

これはまたJR品川駅のKIOSKで購入。サンドおむすびもかなりの頻度でメニューが入れ替わるようだ。また食べたいと思ってももう売っていないことが多い。一期一会。言葉の使い方はそれで良いのだろうか。まあいいか。

サンドおむすび北海道産コーンのかき揚げ

ウマウマウー。これはコーンの甘さはもとより、タマネギの甘さがとても際立っていてとても美味しかった。サンドおむすびはかなりの実力者である。かなりの変わり種も時々見かける。これからも注目していきたい。

天むす

これはイワユル天むすでなく、おにぎりサイズで天むすを標榜している製品。京都駅の売店で購入。パッケージの透明性が秀逸である。色々な物事にこれ位の透明性があればと思う。オリンピックとかね。関係ないか。

天むす

ウマウマウー。これは味付けがしっかりしていてとてもウマイ。食べ応えもあってなかなかの満足度。一味唐辛子が辛さでなく風味をプラスしていて感心すること頻り。昨年末に食べたがまだあるだろうか。定番商品となって欲しい。

海老天

セブンイレブンで購入したもの。パッケージには海老天とだけある。おにぎりとかおむすびとかは書いてない。海老天だけだと本当に海老天だけでご飯はないのかと思ってしまう。英語表記もShrimp, Sweetend Soy SauceとあってRiceの表記はない。これでは買う人が困らないだろうか。是非表記して欲しい。ご飯は大事であると思う。

海老天

ウマウマウー。味付けが濃いめでこれもウマイ。何よりも海老自体が大ぶりで食べ応えがあった。実力派である。尻尾もやわらかくて食べ切ることが出来る。よく考えられた商品だと思った。これで表記におにぎりとかRiceとかがあれば。しつこいか。

天むすエビ

東京駅の売店で購入した大阪のメーカー『すえひろ』の天むす。これも東京に工場があるようだ。売りは天然エビ使用。海苔は有明海産。メーカーのページを見たらこのパッケージは天むすエビと表記されてあった。他に肉しぐれ天むすと云うのもあってそれが入っているのは天むすミックス。内容そのものに関してはえび天むすであるとのことだ。なかなかに入り組んでいる。そんなの誰も気にしないか。うるさいヤツですねどうもすみません。

えび天むす

5個仲睦まじく入っている。これもボリュームは結構ある。きゃらぶきは必需品だ。

えび天むす

ウマウマウー。これも過不足ない味付け。一つ一つにボリュームがたっぷりあって満足する。凄い特徴や差異があるわけではないのだが、名古屋や三重の天むすとは違う。大阪の感じがとてもするのだ。それは何だろう。ご飯の扱いの感じか。また機会があったら考えてみたい。

かき揚

僕が一番好きなのはこれ。横綱。ローソンストア100のかき揚おにぎりである。ローソンストア100は全国に600店舗以上あるけれど、ない県もまだまだ多い。あるのは東京都・神奈川県・大阪府・愛知県・千葉県・埼玉県・兵庫県・京都府・岐阜県・茨城県(2023年2月現在)。ローソンとは置いてある商品が全然違う。野菜などの生鮮食料品なども売っていてコンビニとスーパーのハイブリッド。これも表記におにぎりとかおむすびとか書いていないが、昔からこうなのでまあいいかと思う(そう云えば以前のヤツはビッグおにぎりと併記してあったな)。僕がおにぎりに深い興味を持つようになったきっかけがこのかき揚おにぎり。このビジュアルの強烈なジャンク感。これに惚れておにぎりおむすび世界に深く立ち入ることになったのだった。

かき揚げおにぎり

ウマウマウー。甘辛濃いめの味付けにしっとりソフトなかき揚の組み合わせ。食べ応えがあって満足度とても高し。この突き抜けたジャンク感は別格である。何よりも少なくともここ7年はローソンストア100の棚に必ず並んでいる定番商品であると云うことが素晴らしい。温めてさらにおいしいと書いてあるけれど、一度も温めたことがない。そのままの君がイイ。ジャストザウェイユーアーとビリー・ジョエルも申しているではないか。邦題は素顔のままで。素顔のままだとちょっと驚くこともあるがそれはそれでまた改めて考えることにする。そんなわけで天むすの類を羅列して悦に入った。また色々並べて悦に入りたいと思う。

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小野瀬雅生
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