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ちょっとネタ切れ

大したことは書きません。タイトル通りなのだけれど、厳密にはネタが完全に空っぽと云うわけではないのです。書きたいことは色々ある。でもまだ準備不足であったり下拵えが終わっていなかったりでまだ提供出来る感じではないネタが多数。時期的に気乗りがしないのもある。なので現時点ではネタ切れ感を味わっている。そう云うことです。

だから思い付いたことを思い付いたままに書きます。

自粛期間中の4月や5月には確実にあった時間の余裕。24時間がとても長く感じられる日々。これが今やまたアッと云う間に一日が終わってしまうような感覚に戻っている。朝にうかうかしているとすぐ夜になって夜中になる。こりゃあいかん。ちょっと落ち着こう。

時間がいっぱいあったので、色々なことを深く考えた。今は何かを考えていても深いところまで達しないことも多くなってきた。どうせ考えるのは無駄で余計なことばかりなのだけれど、どうせならしっかりその考えを究めたい。ちょっと前には出来ていたことをまた見失いつつある。これもいかん。落ち着くのだ小野瀬雅生。

これは良いと信じていたことがそれ程でもなかったり、これはどうも気に食わないと敬遠していたことが急に大切なことになったり、この数ヶ月で自分の中での評価が大幅に変わったことが色々とあった。まだちゃんと言葉には出来ないけれど、きっとこれから必要なことばかりだと思う。心していよう。

今、心からの願いは、人前で演奏したい、です。今ここに悪魔がやって来て「心置きなく人前で演奏させてやろうか」と持ちかけてきたら、取りあえず交渉に応じるかも知れない。でも相手の取り分が僕の魂なのだとしたら、魂なき演奏をしても何の価値もないので、悪魔には退散してもらうしかない。

でも時折、こんなのに魂なんてあるわけないじゃないかと云うくらい酷い演奏やレコーディングに、僕は魂の存在を感じることがある。それが魂なのかどうかは判らないけれど、僕の中の魂はそれに反応する。それを解明するのが僕の使命なのではないかとも思う。でも一生を賭けてその使命を果たしても、開けてみたら中身は空っぽと云う頓珍漢な結末も予想出来る。それはそれでいいか。

先週まであれだけ痛かった身体のあちこちが、嘘のように痛くなくなってきている。もちろんあちこちに通って身体のメインテナンスは重ねたけれど、ここまで霧消するとは思わなかった。頭の中のネタ切れと引き替えか。そうなのだとしたらちょっと身体が痛くても良いか。いや良くない。身体は楽に限る。

世の中、お行儀が悪い。お行儀の悪い人が多すぎる。お行儀良くすべし。

さあ、またネタを仕入れたり、ネタを仕込んだり、はりきってやろう。もうすぐ7月。この夏も乗り切りましょう。

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小野瀬雅生
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