音楽のことも書こう
小野瀬雅生、今年(2020年)の11月で58歳になります。小学生の頃に音楽にシビレて、中学生でギターを始めて、高校生でバンドにハマって、大学は行ったけれど音楽を真剣にやりたいので退学(実は除籍)。その後ずっと音楽の中で(たまに外で)生きてきた。
プロデビューは28歳。現在クレイジーケンバンドでも一緒の(横山)剣さん廣石(恵一)さんがいたバンド「ZAZOU」のセカンドアルバムのレコーディングに参加して正式メンバーとして加入したのが1990年。それに前後して某音楽教室や専門学校で講師をやったり、通信カラオケのMIDIデータ制作(随分とお世話になりました)をやったり、とにかく色々やってきた。
今でもギタリストとして、シンガーとして、ソングライターとして、アレンジャーとして、現役稼働中。「お仕事は?」と問われると「音楽家」と答えております。
そんな僕が文章を書くと、食べ物のことだったり、野球のことだったり、ウルトラ怪獣のことだったりと、そんなのばっかりで何の人なんだろうと思われているに違いない。それならちゃんと音楽のことも書こう。「〜について書いてください」と依頼されて書くのではなくて、自分が書きたいことを勝手に書こう。多分あまり共感は得られないし得るつもりもないけれど、きっとそれでいいのだ。でも依頼されても書きますよモチロン。
僕の尊敬する舞踏家大野一雄さんの本「稽古の言葉」(フィルムアート社)から、この一節を引用する。
ほんの一粒の砂のような微細なものでいいから私は伝えたい。それならできるかもしれない。一粒の砂のようなものを無限にあるうちから取り出して伝えたとしても、それはあなたの命を賭けるに値することがあるだろう。大事にして、些細な事柄に極まりなくどこまでもどこまでも入り込んでいった方がいい。今からでも遅くない。
最近の僕には大野先生のこの言葉がとても愛しく思える。堂々とした一粒の砂でありたい。これからもがんばります。
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