焼きそばの果てしなき旅【その33】
九州の3食入焼きそばが手に入ったので旅してみよう。熊本県熊本市に本社がある株式会社めん食。こちらの焼そば(ソース味)と塩焼そばだ。
関東ではまずお目にかかれない焼きそば。それも2種類。たっぷり旅してみよう。ちなみにお値段はそれぞれ98円(税抜)とのこと。それだけでもまずはブラボーだ。
まずはソース味方面。パッケージの焼そばのデカイ文字に覚悟と自信を感じる。
麺と粉末ソース。
製造は福岡県田川市のめん食福岡工場。珍しいので色々写真撮りました。すみません。
まず具はキャベツだけで作ってみた。麺の感じがストレートでちょっと珍しい。いつも通り、麺は袋に入ったまま電子レンジ500wで30秒チンして、麺を流水で洗って、予め炒めてあったキャベツと合わせて炒めて、粉末ソースを投入し、混ぜて出来上がり。
心して戴くことにする。どんな味なのかワクワクする。こんな年齢になって焼きそばでワクワクするとは思わなかった。こうなったらもっと年齢を重ねても四六時中ワクワクすることに決めた。
きゃーウマイ。ウマウマウー。とにかくストレート麺の口当たりと食べ応えがとっても素敵だ。食べていて気持ちが上がること上がること。単純だな自分。粉末ソースの味は思ったよりもマイルドでこれまた心に響く。マイルドだけど物足りなくはない。これならもっと具をたっぷりと入れても大丈夫であろう。そう思ったので豚肉をたっぷりと入れて次のをを作ってみた。
キャベツと肉と。この後トッピングを賑やかに。
ほーら賑やか。岩下の新生姜スライスとナルトをトッピング。春っぽいような脳天気なようなルックスと相成った。
この感じ、本当に自分の頭の中を良く表していると思う。見れば見る程にそう思う。去年の今頃はトッピングなかったけれど、今はこれ。自分の機嫌は自分で取ろう。カモンレッツゴー。
とても素晴らしい。ウマウマウー。この麺、もっとしっかり焼いても美味しそうだ。めん食の3食入焼そば。また入手したらやってみたい。これを入手するためだけに福岡空港に降り立つ、なんて以前ならやっていたな確実に。僕はそう云う人間です。
そして塩焼そば。こちらも楽しみだ。ちなみにパッケージに「いつでも美味しい本格派」とあるが、そうでないのは存在するのだろうか。「いつでも美味しく出来るとは限らない略式派」とでもするのか。略式派なんてないか。ならばなんだ、特殊派か。それもないな。無頼派ではどうだ。無頼派焼きそばなんて逆に美味しそうな感じもする。無頼漢とでもするか。無頼漢担々麺と云うのは以前存在したがそれは物凄く辛いヤツだった。無勝手流焼きそばなんてのもやはり逆に食べてみたくなる。本格の逆は、破格。それだとまた意味合いが違う。こうやってどうでも良いところで引っ掛かって僕の人生は過ぎて行く。
そしてこのパッケージの上部をキュッと締めているのが食パンなどでもおなじみのこちら。名称をご存じだろうか。バッグ・クロージャーって云うんですよ。調べてみたら埼玉県川口市のクイック・ロック・ジャパンと云う会社が日本の全てのバッグ・クロージャーを製造しているとのこと。知らなんだ。そして1952年にアメリカで開発されたものらしい。知らなんだ。世の中には知らないことが多すぎる。
さあ作ってみよう。ちなみに粉末のパッケージはのっぺらぼう。プラ表示だけある。ちなみにこの表示はプラマークと云うそうな。そのまんまだけど、知らなんだ。
8ギガか。またこんなところで引っ掛かっちゃう。8ギガの焼きそば。今から30年前は8ギガなんて高嶺の花であったな。当時の自分のノートパソコン(PC98 NOTE)に搭載されていたハードディスクなんて容量250メガバイト(MB)だったな。ちなみに今使っているMacBookのハードディスク容量が250ギガバイト。1000倍です、1000倍。世の中は1000倍豊かになっただろうか。なってないな。残念。
これまたキャベツだけで作ってみる。
出来上がり。先出の脳天気なのとは一転してストイックな感じ。でもこれはこれで美味しそうである。
おおっ。意外にもスパイシー。ウマウマウー。ピシッとコショウが効いている。これは一瞬びっくり亭の焼肉のことを思い出した。また行きたいなびっくり亭。それはそうとこれもきっと具を増やしてもぼんやりしないと確信して具を増やしてまた作ってみた。
豚肉もちくわもブナシメジも参加だぜ。
そんなわけで具材たっぷりバージョン。ここまでやったなら更にネギでも何でも入れて賑やかにしてみても良かったかも知れない。
焼きそばを作る度に何かを学んでいる。自分で勝手に始めた焼きそばの旅だけれど、感謝の念に堪えない。最近滅多矢鱈と感謝の気持ちが湧き上がる。この世の全てに感謝したい。ちょっと大袈裟か。まあいいか。
いやーウマイ。ストレート麺の醍醐味。塩味の方がその妙味を深く感じられる。ウマウマウー。具材も粉末ソース以外に味を足さなくてもしっかりみんな塩味でまとまる。むしろこうして具材を沢山入れた方が焼きそば自体の魅力も引き出されるように感じた。まだまだ工夫のし甲斐がありそうだ。これもまた入手の段取りを考える。めん食の焼きそば、ウマかったです。
焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。
【索引】焼きそばの果てしなき旅
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