サッポロ一番みそラーメンキャベツたっぷりバージョン
以前サッポロ一番塩らーめんキャベツたっぷりバージョンを作ったが、今回はサッポロ一番みそラーメンでキャベツたっぷりバージョンを作ることにする。僕はキャベツの味噌汁が大好きである。味噌汁の具で好きなのは、キャベツ・豚肉とタマネギ・しじみ、これがベスト3である。他にもジャガイモだけの味噌汁に七味唐辛子とか、鮭の中骨缶詰の味噌汁にタマネギとジャガイモとか、油揚げとナスとか、色々とあるが味噌汁の話ではないのでこの位にしておく。とにかくキャベツと味噌の相性は格別だと思っているのでサッポロ一番みそラーメンにも合うであろう。生涯で何度となくサッポロ一番みそラーメンを作ってきたが、キャベツ入りは初めて作ることになる。
500mlの水を湧かして、キャベツを先に茹でてしまう。キャベツは目分量。そこに麺を入れて茹で上がったら、火を止めて粉末スープを入れて混ぜれば完成である。
サッポロ一番みそラーメンは1968年9月1日に発売された。サッポロ一番第2弾(しょうゆ味が第1弾・1966年)である。塩らーめん(1971年発売)より3学年上である。あと4年で還暦を迎える。長く愛され続けていると云うのは本当に素晴らしいことであると思う。
アッと云う間にサッポロ一番みそラーメンキャベツたっぷりバージョンの完成である。手間がかかるのはキャベツを刻むことくらい。最後の最後に七味スパイスをかけるのを忘れてはいけない。これでピシッと全体が締まるのだ。
キャベツはかなり多く入れても、茹でているうちに嵩がかなり減るのでたっぷり入れて大丈夫だと塩らーめんの時に学んだ。今回も丁度良い加減に収まったかと思う。そう云えばみそラーメンを食べるのはかなり久しぶりだと気付いた。何年ぶりかと云う年単位で久しぶりだ。心して戴こう。
ウマウマウー。サッポロ一番みそラーメン、ウマイ。当たり前ではあるが、ヒジョーにウマイ。そしてキャベツはちゃんとマッチした。素晴らしい。たったこれだけのことではあるが、目から鱗である。キャベツと味噌、キャベツとみそラーメン。合わないわけがない。世界よ、このウマさを知れ。最高である。
ウマウマウー。しかし。しかしである。塩らーめんのスープはキャベツだろうが何だろうが全ての具材を支配下に置いてしまう究極の魔法を持っている。味わいが強い。とても強い。みそラーメンのスープはそこまでではないのだ。キャベツを入れた分だけ、スープの味が奥ゆかしくなった。これはちょっとだけ補助魔法が必要ではないかと考えた。アイテムを探そう。
目には目を。歯には歯を。味噌には味噌。味噌を少しだけ追加してやれば良かろうかと考えた。あまり何も考えずに、手間のかかりそうもないハナマルキのだし入りみそを選択。スーパーに行くと色々とアイディアが湧く。湧き出るアイディアの奔流の中でハイになっていると、肝心なものを買い忘れてしまったりもする。気を付けたいものだ(←よくやる)。
そしてもう一度キャベツを茹でるところからリスタート。火を止めて粉末スープを入れる直前に、先程のだし入りみそをほんの少し加えてみた。小さじ半分くらいであろうか。足りなかったら足せば良いのだ。
長い名称になってしまったが、サッポロ一番みそラーメンキャベツたっぷりだし入りみそちょい足しバージョンの出来上がりである。それにしても長いな。何とかならんか。
改を付けるくらいで良かろう。だし入りみそちょい足しの効果はあるであろうか。乞うご期待。
ウマウマウー。効果アリです。大アリです。当たり前だけれど味噌味が濃くなった。そしてサッポロ一番みそラーメンの味を崩さず、それどころかブーストしてターボがかかるように、だし入りみそがサポートするのであった。針小棒大と思われましょうが、日光結構大和観光(←ってもう誰も覚えてないか・昔のCMです)。ちょっとの工夫でこの美味さ、は覚えてますよね神田川料理道場(これも古いか)。ちょっとの思い付きが、この満足感に繋がるとは。のっさん感激である。
ウマウマウー。キャベツが。ああキャベツが。キャベツが遺憾なく実力を発揮するようになった。ちょっとしたことで開眼したバッターのようである。ああもっとみんな開眼してくれ横浜D(以下略)。
ウマウマ王。これも王座に就いた。キャベツとちょい足しを従えて、王国の繁栄を心から祝います。そしてみそラーメンにはまだ可能性があるとも思った。他の新しい魔法を使えるかも知れない。また時間が出来たらみそラーメンクエストに赴くことにする。まだまだ暑い夏、美味しいモノを食べてがんばりましょう。