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焼きそばの果てしなき旅【その85・日清焼そば】
基本に立ち返ってみるの第2弾。日清焼そばを久しぶりに作って食べることにする。こちらもやはり僕の焼きそばの果てしなき旅の第1回に登場した袋麺焼きそばである。前回サッポロ一番ソースやきそばを作ってみたら以前より格段に上手に美味しく出来た。日清焼そばもはりきって作ってみよう。
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日清焼そば5食入りを買って来た。バラ売りしているのが大盛り1.5人前のやつばかりで、ノーマルサイズがどうしても見当たらなかったので5食入りにした次第。大盛りもやぶさかではなかったが、最初の時とサイズを同じに合わせることにした。
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発売は1963年(昭和38年)。ベテランである。僕とほぼ同じ世代の焼きそばである。だからどうしたと云うことではあるが。
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今回もキャベツにご登場願う。別に炒めたりせずに、麺を茹でるお湯に最初から入れてしまう方式である。粗忽者のアイディアとして許されたし。
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麺とソースと青のり。ソースは粉末ソースである。ここがサッポロ一番と大きく違う点である。
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麺とキャベツを一緒に茹でて、水分が少なくなったら粉末ソースを投入する。粉末ソースに油分が含まれていないので、このまま水分を飛ばしてしまうと鍋にこびりつく心配がある。テフロン加工の鍋なので大丈夫だとは思うが、少しだけオリーブ油を足した。ほんの少しだけである。粉末ソースを満遍なくしっかりと行き渡らせて出来上がりだ。今回も上手く出来たと思う。
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お皿に盛り付けて、青のりをかけて、なるとを載せて、これまた久しぶりの日清焼そば完成である。キャベツがちょっと多かったか。まあいいか。
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趣味のなるとが良い案配ではないであろうか。最近は何でも自画自賛ばかりである。そう云う年齢に差し掛かってきたか。年齢は関係ないか。イタダキマス。
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ウマウマウー。これも思っていたよりもずっと美味しく出来たのである。特に何か調味料を加えたわけでもない。加わったのはキャベツと少々のオリーブ油だけである。麺の仕上がり具合も大変に良いと思う。ヒジョーにウマイ。
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ウマウマウー。青のりの効果は絶大である。この風味があるとないでは大違い。支配はしないが統治はする。僕はやはりこの粉末ソースの味わいが好きだ。香り高く、複雑で、でもフレンドリーな味わい。ガツガツ食べても、ちまちま食べても、ウマイから大丈夫。更に云えばちょっと冷めてもウマイ。問題ナシである。
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ウマウマウー。キャベツはこれくらい入れても大丈夫だった。火の通ったキャベツの甘味が全体を華やかなものにしてくれている。粉末ソースも負けてはいない。スパイシーさは多少失われたとしても、全体に見事に融和して、日清焼そばであることに揺らぎがない。大変に美味しく出来た。こうして作ってみることに何かの意義を感じている。これからも気が付いたら自分で作ってみることを大切にして行きたいと思う。
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焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。
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