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焼きそばの果てしなき旅【その18】
スーパーマーケットなどのチルド焼きそばコーナーで、どこででも一番目に付くのが東洋水産が発売しているマルちゃん焼そば3食入であることは間違いない。そして味のバリエーションが6種類ある。スタンダードのソース味・塩・たらこ・中華風・お好みソース・だし醤油味(冬限定)。全て購入して作って食べてみた。
東洋水産のサイトで確認すると、3食入のラインナップに秋限定の香るバター醤油味と云うのもある。これは次の秋にならないと販売されないであろから2021年の秋を待ちたい。そして自宅から半径1kmくらいの距離にあるスーパーマーケットではどうしても発見出来なかったたらこと中華風であるが、東洋水産のサイトのお客様窓口からメールで問い合わせたところ、迅速丁寧な返信が来て、販売の可能性がある店舗を案内してくれた。そこで両種類ともめでたく購入することが出来た。ありがとうございました。その後、現行5種類(季節限定を除く)が全て揃っている店舗も確認することが出来た。これでいつでも追加購入可能となった。よしよし。
まずはマルちゃん焼そば・塩。どんなもんだろうかと軽い気持ちで作ってみたらこれがそのウマさにビックリ。塩がウマイのなら他の味はどうなのだろうと考えた。それがきっかけでマルちゃん焼そば全種類食べてみることと相成ったのだった。
麺と粉末スープ。この粉末スープが秀逸だったのだ。
ピンク色だったのでこれもまたビックリ。たらこ味じゃないよね、塩だよね。具はお馴染みキャベツオンリー。キャベツを好い具合に炒めて香りを引き出す。焼きそばへの期待感が高まる香りだ。
出来上がり。ピンク色はどこへやら。白い仕上がり。
ああこれはウマイ。塩味と云っても色々な風味とブレンドされた味わい。シンプルなようでいて直線的ではない。旨味がたっぷりあるので味の奥行きも広がりもある。ウマウマウー。
キャベツ増量でまた作ってみた。
いやいやいやこれはこれはウマイじゃないか塩。すっかり塩味のトリコになってしまった。ウマウマウーです。
大好きなナルトとキャベツでもう一度。塩味なのでナルトも白く仕上がる。何だかとてもめでたい気持ちになる。
とってもとってもウマウマウー。1975年発売のスタンダードなソース味に比べたら馴染みの度合いが雲泥の差ではあるけれど、この塩味も自分の焼きそばレギュラー陣に加えるつもりだ。そしてアレンジのアイディアも色々ある。やってみたらまたご紹介しよう。
続いてはマルちゃん焼そば・たらこ。以前から気になっていたピンク色のパッケージデザイン。焼きそばではないけれど、僕はたらこスパゲティーが大好きだ。茹で上げたスパゲティーにたらこバターをたっぷりまぶす壁の穴スタイルのヤツは僕の食欲のリミッターを破壊する。作ったら作っただけ食べてしまうので作らないようにしている。本気でアブナイのだ。なのでたらこ味は興味がありつつもちょっと警戒。気を付けねばなるまい。
粉末ソースのパッケージもちゃんとピンク色。
塩味の粉末ソースと同じようなピンク色。でもこちらはちゃんとピンク色が残る。例によって具はキャベツだけで作ってみる。
たらこスパゲティーを彷彿とさせる仄かなピンク色が愛しくもあり怖ろしくもあり。さあどうだたらこ。
ヤバイですよこれは。小野瀬雅生的には本当にヤバイ。たらこの粒々は見当たらないけど味はしっかりたらこ。ウマウマウー。僕をちょっと狂わせるような何かを感じる。たらこーたらこー。それは違う社のコマーシャルか。そしてこのたらこ味にはやはり刻み海苔の風味が欲しい気もする。アンコール。
具のキャベツはそのままに、トッピングに刻み海苔、そして明太子も載せてみた。
ステキです。ウマウマウー。明太子トッピングはちょっとオーバースペックだったかも知れない。粉末ソースの味わいは意外に強い。なので塩っぱさが出っ張ってしまう。これ以上もしやるなら禁断のバターの登場であろうか。ヤバイヤバイ。
ヤバイと思いつつも炒め油にバターを使って作成。具はキャベツのみ、トッピングは刻み海苔のみ。生たらこや明太子などはナシ。
凄くイイ匂いがします。ヤバイなー。
想像通りの味わい。ウマウマウー。しかし何と申しますか、粉末のたらこソースに既にバター的要素があるようで、リアルなバターの風味と少しコンフリクトするような気がする。コンフリクトの結果、たらこバター味のお菓子のような甘めの香りもしてくる(個人的印象です)。そのお菓子っぽいのは58歳の僕にはちょっと違和感がある。もしかしたら海苔もオーバースペックなのか。きっと最初の何も工夫をしなかったのがベストなんだ。粉末ソースなめんなよ。嘗めたら塩っぱいですね。思いもよらず悪戦苦闘(大袈裟)して長くなってしまった。他の味についてはまた次の機会に書くことにする。
焼そばの果てしなき旅はまだまだ続きます。
【索引】焼そばの果てしなき旅
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