焼きそばの果てしなき旅【その72】
久しぶりに焼きそばの果てしなき旅である。最近は一気に何食も食べたりはしないことにしているので(回りくどい云い回しだな)かなりの期間に渡って食べたものをまとめて記事にすることになる。一ヶ月前のことだと記憶もかなり曖昧になっているので頑張って思い出すことにする。
北海道の斜里郡清里町で作られている清里焼きそばを3種類送って戴いた。売り文句としては「斜里岳の麓に広がる小麦畑から収穫したきたほなみ使用」とある。販売元は清里町農業協同組合、製造所は北見市の株式会社ツムラ。結論から申せば、清里産の小麦で作る麺が大変にウマイ。次々に食べてみたのでその印象を書こうと思う。
まずは清里ソース焼きそばから。昔ながらとあるけれど、どのくらい昔なのか、どの土地の昔なのかなかなか判りづらいところである
麺とソースとキューピーからしマヨネーズ。これで1人前。麺は太麺でソースは液体タイプ。具はキャベツだけにして作ってみた。
あまり考えずに作ってみた。フライパンでキャベツを炒めて麺を入れて、ほぐれたらソースを加えて出来上がりである。
なかなか美味しそうに出来た。ルックスソーグッド。イタダキマス。
ウマウマウー。太麺はもっちもちで美味しい。あまりクセのない麺でソースとも素直に絡む。ソースは甘すぎず辛すぎず、なかなかに濃厚。これは肉をたっぷり入れたらピッタリ来るのではないかと思った。あ、そう云えば辛子マヨネーズが付いていた。付けてみよう。
改めまして、キューピーからしマヨネーズ載せ清里ソース焼きそば。個人的にはあまり馴染みのないからしマヨネーズ。その実力は如何ほどのものであろうか。
ウマウマウー。うおう。凄いなからしマヨネーズ。一気に全体を支配するからしの刺激。見た目そんなにからしっぽくないので、からしパンチに虚を突かれる。ソースの濃厚さとからしマヨネーズの重厚さでこれはインパクトあるけれど、こうなるとやはり昔ながらと云うのが判らない。北海道方面の昔なのであろうか。これはいつか真相を解明する機会を作りたい。それはそうと太麺の満足度高し。これは濃いめの味付けが好きな方にお勧めしたい。
続いては清里やきそばバーベキュー味の登場だ。3種類ある中でこれだけが焼きそばでなくやきそばと平仮名表記である。その辺りで引っ掛かっているとまた何ヶ月も経ってしまいそうなのでスルーしたいと思う。
ソース焼きそばより細い、きわめてスタンダードな太さの麺。これは中太と云うのか中細と云うのかどうなのであろうか。馴染みのある太さである。それに紅生姜と粉末ソースのセット。作ってみることにする。
清里やきそばバーベキュー味の出来上がり。これもキャベツと共に作った。やはりキャベツは焼きそばにとってなくてはならないベストパートナーであると実感する。
紅生姜が少量あるだけでルックスがこれだけポップになる。イタダキマス。
ウマウマウー。これはウマイと思う。ヒジョーにウマイ。まずはバーベキュー味であるがこの粉末ソースは秀逸であると思う。とてもバランスが良い味わいだ。そして何よりかにより麺がウマイ。これは凄いことだ。太麺よりこちらの方が小麦の味わい香りも、麺の口当たりと食べ応えも、キャベツとのマッチングも上回っていると思う。この出来上がりは感動的ですらあった。素晴らしいではないか清里やきそばバーベキュー味。ちょっと惚れた。惚れたのならもう一度作る。続きはまた後日。焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。