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ポークソーセージ丼

色々な食べ物をご飯の上に載せ続けている。いつか世紀の大発見が出来るのではないかと期待しているが、なかなかそうは上手く行かない。今回のトライアルも参加賞と云ったところであろうか。参加することに意義があるとは1908年のロンドン・オリンピックで語られた言葉である。続いて人生に於いて重要なことは成功することでなく努力することだとも語られた。そうかなぁ。成功したいよねぇ。まあ努力しないと成功しないから努力が重要であることには変わらないのだけれど、なかなか一概にそうとも云えないのが人生であろうかと思う。何のこっちゃ。

サガミハムのポークソーセージ(角)

サガミハムのポークソーセージ(角)を見かけたので買って来てみた。サガミハムは大正13年(1924年)に神奈川県藤沢市で創業。今年でちょうど100周年の会社である。ポークソーセージは円柱形のものが主流であるが、この四角いタイプもある。断然四角いのが良いであろうと何の根拠もポリシーもなく四角いのを選んだ。

サガミハムのポークソーセージ(角)

この角度から見ると四角いのがよく判るかと思う。僕は四角いものに心惹かれる傾向がある。自動車でも最近のぬるっとした曲線的デザインのものよりも、昔の角張っている方が好きである。運転はしないけどね。他にも色々あるが長くなるので割愛する。

サガミハムのポークソーセージ(角)を切る

ハムも丸いのよりも四角い方が良いと思う。どうだこの四角さ。それも正方形に近い。心躍る四角さである。

サガミハムのポークソーセージ(角)を焼く

フライパンに少量の油を引いて、ポークソーセージを焼いた。同時進行的にご飯も炊いている。それだけのことなのだが、何か心が落ち着いて、少しだけ気が晴れる。完全に快晴とまでは行かないけれど、雲の隙間からの光芒にふと心を奪われるような感じに似ている。最近は見たことも聞いたこともない場所にぽつんと一人でいる夢をよく見る。それから人に出会うこともあるが、知っている人が誰も出てこない。どこかに移動したくても全く叶わない。どこかに移動せねばと思うのだがどこに移動したら良いのかも判らない。悪夢と云うほどではないが、目が覚めると強烈に嫌な気持ちになっている。どうにかならないものか。

ポークソーセージ丼

ご飯の上に焼けたポークソーセージを載せてポークソーセージ丼の出来上がりである。ポークソーセージとご飯だけ。これでよろしい。

ポークソーセージ丼

ポークソーセージは焼くことで少し四角感が薄れてしまった。焼いているうちに少し膨れて、丸い形に戻ろうとしているようにも思える。丸い方が自然なのか。四角いのは不自然でいけないことなのか。いや、きっと四角いことに意義があると思う。丸いことも大事だが、時には四角くやらねばならぬこともある。それどころかもっと歪な形であることも世の中には多くある。丸や四角と云った判りやすい形でいられることはそうそうないのだ。これからも四角くいられるのならそれを最大限に楽しもうと考える。またまた何のこっちゃ。

ポークソーセージ丼を食らう

ウマウマウー。とてもウマイ。でもちょっと物足りないような気もしないでもない。ちょっと何かかけてみようかと思った。

ソースをかけて食らう

ウマウマウー。マルモの富士宮焼そばソースをかけてみた。これもソース次第でどうにでもなるかと思う。もっとシャープなのも、もっと甘いのも、もっと濃厚なのも、それぞれ変化があると思う。ポークソーセージは意外とあっさりとした味わいなので、ソースがサポートするとも、ソースがちょっと勝ちすぎるとも思う。では他の何かだとどうなるであろうか。

ケチャップをかけて食らう

ウマウマウー。ケチャップもアリだとは思う。でもこれもケチャップが勝ちすぎるきらいがある。ポップになりすぎるのだ。そうするとここにマヨネーズだのマスタードだのどんどん過剰になっていって、自分が何を食べているのか判らなくなる危険性もある。なのでスタートラインに戻ることにする。

ポークソーセージの端っこ丼

ただではスタートラインに戻らない。ポークソーセージの端っこのところである。これも焼いてあった。端っこが好きである。色々好きなものはあるが端っこの魅力には抗えない。ステーキやローストビーフの端っこ。ロースかつの端っこ。かまぼこの端っこ。焼き豚の端っこ。食パンの端っこ。参加や努力や光芒や四角いこと以上に端っこが好きである。そしてこのポークソーセージの端っこ丼、モチロンのことウマウマウーである。端っこであることがスペシャルな調味料にもなっている。端っこに愛がある。心置きなくポークソーセージとご飯の組み合わせを愛でるのがよろしい。最終的に端っこの話になってしまったが、本日はここまで。現在2024年5月末。レコーディングやライブの予定が目白押し。クレイジーケンバンドの秋からのツアースケジュールも発表になった。この夏も元気に乗り切るつもりである。今年の夏はかなり暑そうだ。でもやるんだよ。

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小野瀬雅生
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