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バイタリティ

バイタリティ。
様々な苦難や障害を乗り越えていく力。

これって生きていく上で凄い大切なものだと思う。言わば、環境適応力のことを示しているわけで、地域や環境が変わっても自分らしく生きていける力だと感じている。

スペインに来てアイスコーヒーが飲みたいなぁと思って、「Can I have an iced coffee?」って注文したことがある。
すると店員さんが「???」みたいな反応だった。
じゃあスペイン語ではどういうんだろう?って思ってGoogle先生に聞いてみたんだよね。
すると、
Cafe heladoって表示された。
なので今度はUn cafe heladoって言ってみたんだ。

Cafe con helado?!
って聞き返されたのでそうそう!みたいにテキトーに返事をしてお金を払って受け取った。

受け取ってからコーヒーを見たら、フツーのコーヒーにジェラートが乗ってるタイプのコーヒーだったのね。
たまげたよ。
あ、通じねえんだ。って。

その日たまたまスペイン人とイタリア人の友だちと勤務が一緒だったから、俺はアイスコーヒー頼みたかったんだけどなあみたいな一連の話をしていると、ヨーロッパ、特にスペインやイタリアじゃ基本的に夏もコーヒーといえばホットだ。みたいな話になって、そこの文化理解が俺には足りてなかったことが発覚した。

アイスコーヒー頼むときは
イタリア人の友だちはCafe Italiano、
スペイン人の友だちはCafe con hielo
ってそれぞれ言うらしく、
日本ではアイスコーヒー、
英語圏はiced coffeeって言うよね。
僕らはアイスコーヒーがあることが前提だったし、なんならコールドブリューコーヒーとか最近よく見かけてたりもした。

なるほどねぇ。その考え方したことなかったわ〜みたいな感覚になって、知見が広がった気がしたよね。
仕事の仕方やそもそもの考え方が違ったりする文化圏において、自分らの考えなんて本当に限られたエリアでしか通用しないものなんだと。
まあ、こんなコーヒーの頼み方一つから文化圏によって違うわけだから、もっと根本的にどういう生活をしているのか生態調査していくのってすごく面白いことだと思うし興味が湧く。

僕はそう感じるけど、一般的には自分に合うか、合わないかで住む場所を決めるのが楽しい人生の選び方なのかもしれない。

ちなみに直訳だと
英語は「冷やされたコーヒー」
スペイン語は「コーヒーと氷」を意味してて、
イタリア人が言ってたカフェイタリアーノはもはやカクテルだった。
でも全部同じものを表してるっていうのが、面白いよね。
ふつうに生きてりゃ大して気にならないことなんだけど、Iced coffeeで通じなかったことが解せないので書いてみた。

ま、2回しか頼んだことないけどね。
Cafe con leche y hielo.

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