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W17-2024 | X100VIと行く、ふらっと出雲・松江
2024年4月21日 - 4月27日。
日本航空に「どこかにマイル」と言って、繁忙期であろうとなかろうと空席さえあれば、ひとりあたり確定7,000マイルで国内の往復特典航空券に引き換えられるサービスが存在する。羽田 – 千歳の特典航空券を獲ろうと思えば最低でも16,000マイルは必要になるので、破格のマイル数と言ってよい。ただしサービス名の通り、行き先を選ぶことができない。
そうは言っても、申し込みの時点で候補地が四つまでは絞られるのでそのいずれかで良ければ申し込めば良いし、気が向かなければ候補地の絞り込みをランダムに入れ替えることもできる。そして行き先が確定しチケットが発券されるのは申し込んでから二・三日後になる。従って旅行当日まで行き先が分からず服装の選択や旅の準備に困ってしまうということにはならない。
この特長を受け入れることができれば「どこかにマイル」は神サービスと言っていいし、自分では行こうと考えもしなかった場所に連れて行ってもらえると思えば新たな発見にもつながり、案外楽しいものだ。
そうしたわけで、2024年のゴールデン・ウィーク前半の私は日本航空によって出雲に飛ばされたのだった。
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稲佐の浜・出雲大社
すこし前にサンドウィッチマンと芦田愛菜さんがMCを務めている「博士ちゃん」というTVショウで、出雲大社の博士ちゃん出演回を偶然に見た。そんなこともあって多少の予備知識があったので、先ずは「稲佐の浜」へ。
稲佐は神在月(出雲では十月を神無月と呼ばない)に催される出雲大社フェスに集うため、八百万の神々が上陸する浜だそうだ。浜からきめ細やかな砂をいくばくか採取してから、「神迎の道」と呼ばれる道を辿って出雲大社へと向かう。
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水の透明度の高さが印象的。海鮮が美味いに違いない。地元の砂浜は砂鉄を含むため黒っぽいのだが、稲佐の砂は黄色味がかっていてきめ細やかだ。
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出雲大社に到着したものの、小腹が減ったので斜向いにある「そば処 田中屋」の天ぷら三色割子蕎麦で腹を満たす。初めての出雲蕎麦だったが、けして観光客向けのなんちゃって仕様ではなく、コシがたいそう効いていてお世辞抜きにして美味い。
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拝殿と巫女さんと御本殿と。
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素鵞社
出雲大社の最奥部、素盞嗚尊を祀っている素鵞社に参拝し、軒下に設置されている木箱に稲佐の浜で採取した砂を収め、代わりにお清めの砂をいただく。
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神楽殿
拝殿にも注連縄が掲げられているため人によっては、これがかの有名な出雲大社の大注連縄か… しかしなんだか思っていたより小さいな?と勘違いしてしまう人もいるが(私だ)、大注連縄は御本殿のある敷地の西側にある「神楽殿」に掲げられている。勘違いしたまま後にせず本当に良かった…
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拝殿の注連縄もご立派だったが、大注連縄の迫力は段違い。
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境内には因幡の白兎伝説にまつわる兎像がそこかしこにあり、菊枝垂れ桜の木の下では、参拝者たちの手により散った花で粧された兎もいる。
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ぜんざい
ぜんざいは出雲が発祥とのことで一応。こちらは想像通りのお味。
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松江散策
松江城とヒトツバタゴ
現存12天守の一つが松江城。特に城好きというわけでもないのだが、わざわざ訪れて見上げてみると、慶長16年(1611年)から壊れることなく姿を残している歴史も相まって圧倒されるものがある。
城内敷地にある巨大な6連ヒトツバタゴの咲き誇りが見事。
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城山稲荷神社
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が足繁く通ったという小さな神社。お稲荷さんなので狐が置かれていてもおかしくはないのだが、数が400と、やたらと狐への愛が深い。数はこれでも減っており、全盛期は3,000体はあったという。
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小泉八雲旧邸
遥かギリシャで生まれ紆余曲折を経て日本に帰化し、松江で暮らした文筆家、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生涯を追えるのが「小泉八雲記念館」。旧邸も美しい状態で保存されており、広くはないが庭が見事。
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西洋軒
カニクリームコロッケと牛タンシチュー。老舗西洋レストランの信頼と納得のメニュー。
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宍道湖の日の入り
宍道湖からの眺めは観光客ばかりでなく地元民にも愛されており、夕暮れどきになると何処からともなく人が集まりはじめ、その日の入りを見届けるのが習慣化しているらしい。
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湖ということもあり風が止むと湖面がたゆっとフラットな表情を見せてくれる。この静けさは海ではなかなか見られない。
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