<アルコール依存>×<借金>の克服体験記#9 真剣に向き合うようになったきっかけ
体験記一覧はこちら→★
※個人情報が含むものは一部改変して記載しております。
私のお酒ズブズブから回復の段階は
大きく分けてこちらの7段階
1. 覚醒期
2. 蛇行期
3. 負のスパイラル期
4. トラブル勃発期
5. ドン底期
6. 寛解期
7. 現在
今回は「トラブル勃発期」のピークです
そう、一番やらかしたやつです
あれは、前の会社に勤めていたときのこと
会社の忘年会か新年会かで全社員で飲んでいました
例にももれず一次会から飛ばして飲みまくる私
一次会で帰る、という概念はもちろんなく
二次会のカラオケに行く
酔いもかなりまわってきたところで
誰かが注文したテキーラがやってきました
その段階ですでに相当酔っていたので
周りからは「大丈夫!?」
と心配されいたもののおかまいなし
#4の記事で書いたのですが
留学していた時代に
テキーラを普通に飲んでいた時代があったので
「へーき!へーき!」と飲んでいました
冷静に考えればわかるのですが
留学していた時代は21の頃
そのときはすでに30すぎ
同じ肝臓処理レベルではもちろんないです
しかもただでさえ一次会で飛ばして飲んでいました
そこからテキーラを何杯か飲みましたが
その後の記憶は断片的です
そのあと、泣きながら「私も仕事大変なんです~」
と先輩社員に泣きつく
そしてそのあとトイレでリバースする
この後は完全に記憶が無いです
気づいたらベッドに横になっていました
しかも男性同僚の家でした
後から聞いた話では
トイレでリバースしてヘタりこんで動けなくなったらしく
しかもリバースして服が汚れて
さすがにこのままじゃいかんだろう
と、会社から一番近い男性同僚の家に運ばれたらしいです
しかも丁寧に私の服を洗濯してくれていたらしく
上はTシャツ、下はパンツ一枚で寝ていました
さすがにこれは無いわ。。。
と自分で嫌悪感と罪悪感にまみれました
次の日も仕事だったので
始発で家に帰ってシャワーを浴びて
二日酔いをガマンしながら会社へいきました
気持ち悪いのと頭痛いので最悪ながら
いつも通り仕事をしていると
上司に会議室に来るよう呼ばれました
その呼ばれた会議室は
普段のミーティングでは使わない
ガチ目な話をする場所として使われていたので
何事かと思いました
おそらく酔っぱらってリバースしたのが上司にも伝わり
「ほどほどにしないとだよ」と注意されるのかな
と思っていました
会議室に入り開口一番に言われたのが
「異動したいってどういうこと?」と
はい・・・?
何のことですか・・・?
上司、何かと勘違いしているのでは?
と思ったのですが
うすら記憶がよみがえってきました
その前日の一次会の全社員が参加した飲み会
私は酔っぱらった勢いで
そのとき隣に座っていた社長に
「給料低いし、納得できないことが多くて~
異動したいんですよね~」
と言っていたのを思いだしました
会社にもよると思いますが
私が当時勤めていた会社は
異動や退職はかなりデリケートな扱いでした
異動や退職を希望する場合は
まず人事担当者へ相談する
人事担当者から人事部の役員へその内容を上げて
協議がされる
さらに異動の場合
人事担当者が調査やヒアリングを丁寧に行い
異動の正当性と移動先が決まってから
担当上司へ伝えて、最後に社長へという流れでした
それを色々すっ飛ばして
いきなり社長に言ったのです
しかも酔っぱらった勢いで
例えるなら、ナイフを持って警察に特攻するようなものです
(スミマセン、たとえわかりづらいですね…
そのくらいありえないことをした、ということです)
同僚の家で目が覚めたことといい
あまりにも自分の愚かさにショックを受けて
その場で一瞬気を失いました
しかもその上司は普段はかなり温厚なのですが
怒りをうちに秘めて冷静に淡々と話している感じが
なお一層、私の中の罪悪感を大きくしました
このやらかしで悟ったのです
自分のお酒の飲み方は普通じゃない
自分はどこおかしいんだ
テレビでたまに見る、酔って殴って警察に捕まって次の日に「記憶がありませんでした」って言うやつ
このまま続けていたらいつか自分もそうなってしまう
これはどうにかしないとヤバい。。。
この大大失敗をきっかけに
お酒の飲み方と自分自身に
真剣に向き合うようになるのです
次回へ続く