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面白かった芸人ラジオの回#02 -やらない後悔よりやって大成功?-

最近聞いた芸人ラジオの面白かった回を紹介します。

1. やらない後悔よりやって大成功?

令和ロマンのご様子 シーズン16-5

令和ロマンはなぜか昔からずっとstand.fmでポッドキャストをやっています。M-1二連覇という偉業を成し遂げている割に、妙に義理堅いところがあります。ニッポン放送とかTBSからもオファーが来ていそうですけど。前回の優勝後もテレビ朝日の深夜バラエティ『研修テレビ』のレギュラーを続けていましたし、ラヴィットも隔週木曜レギュラーのままですよね。

ともかく、シーズン16-5のこの回ではM-1二連覇後の出来事が語られています。武田鉄矢やHIKAKINとの共演の裏話も面白いですが、注目はM-1の最終決戦で披露された漫才の中で登場した「やらない後悔よりやって大成功」という台詞にまつわる話。実はこの漫才が放送された直後、トンツカタン森本はこの台詞だけを書いたポストをしていました。

というのも、この台詞は以前からトンツカタン森本が座右の銘として使っている言葉だったのです! 令和ロマンの漫才を間接的に知っていた森本は、てっきり自分の座右の銘をボケとして組み込んでくれたのだと勝手に感激していました。しかも、それが優勝ネタで発せられたのですから。このことは、森本のライブ配信『おこたしゃべり』でも触れられています。

ところが、後に令和ロマンから直々に「そもそも森本の座右の銘だと知らなかった」と伝えられます。そりゃそうです。真空ジェシカならともかく、令和ロマンがトンツカタン森本の座右の銘を漫才に入れるわけがないでしょう!

2. ランジャタイ国崎の地元トーク

ランジャタイによりますと ep.2

相方が黒髪の深淵に取り込まれてしまったとかで活動休止していますが、ランジャタイの国崎和也は元気です。すでに隔週でニッポン放送ポッドキャストの『ランジャタイ国崎の伝説のひとりぼっち集団』に出演していますが、今月から新たに富山のKNBラジオで『ランジャタイによりますと』が始まりました。

この番組は、黒髪おかっぱのやらかしのせいで打ち切りになったKNB放送の地方番組のロケのコーナー『ランジャタイによると』から派生したものです。『ランジャタイによりますと』はラジオとテレビが同時進行していて、ラジオは毎週、テレビは毎月放送されます。いずれも放送後からYouTubeで配信されます。お相手は柴田アナウンサー。

ランジャタイは一人でも二人でもツッコミがいませんが、富山限定では柴田アナウンサーがバランスを取ってくれます。『ランジャタイによると』の生放送で、ふざけすぎた国崎をガチ殴りした実績もあります。国崎も富山が地元なので、他では披露することのない地元トークをここだけで繰り広げています。得体の知れない国崎が家族や地元の友人の話をしているのは珍しい。

ちなみに地方のラジオなので、無茶苦茶に見える国崎も実は多少行儀が良いようにエピソードトークをチューニングしています。例えば、第2回のフジモンに関するトークで国崎がふざけて神社で誓ったのは「オナニー禁止」です。

3. 丸くなったAマッソの戦略

こたけ正義感の聞けば無罪 【3】#4

Aマッソの加納ってこんなに手のうちを明かすタイプでしたっけ? 正月に放送された『令和ロマンの娯楽がたり』でも色々エンタメについて喋っていましたし、前回の記事でも触れたように自身のラジオではTHE Wに関する真面目な批評もちょっぴりしていました。

かつては尖りまくっている女性芸人だったAマッソが、近年丸くなってきているきっかけが明かされています。加納いわく、ふと「このままじゃ売れないな」と思った日があり、それ以来THE Wに出たりするなど積極的に色々やるようになったといいます。

一方のこたけ正義感も先日配信された『弁論』で袴田事件を扱い、弁護士芸人として新たなステージに入ったように見えたと加納は指摘し、トークを繰り広げています。確かのあのレベルで深刻なテーマと笑いを交えて語れるのって凄いなとこの前観ていて私も思いました。

4. ドンキで楽しめない人?

3003 -サンゼロゼロサン- #19

『3003 -サンゼロゼロサン-』は、Forbesの30 UNDER 30に選ばれた令和ロマンの高比良くるまがホストを務めるカルチャー・ビジネス系ポッドキャスト番組です。#19ではタレントの和田彩花とラッパーのTaiTanが出演し、エンタメ全般について語っています。

特に興味深いのは、お笑いについて。高比良くるまはお笑いのトッププレイヤーで、TaiTanはお笑い好き。一方の和田彩花はお笑いを全く見ないらしいです。ネタをおすすめされても見ないレベルです。なぜお笑いを見ないのかから始まったトークは最終的にドンキの話に。

くるまといえばお笑いを客観的に考察することで定評がありますが、この回で提示されるのはたぶんくるまにもなかった視点。お笑いファンでも聞く価値ありです。

5. パンプキンポテトフライ解散

パンプキンポテトフライの剣 #86

売れ出し中のパンプキンポテトフライがが今年3月に解散することを発表しました。そのことに関しては以前の記事で詳しく書いたのですが、注目はこの後。ポッドキャストの『パンプキンポテトフライの剣』は3月まで続くことが決まっています。解散が決まっているコンビのラジオが聞けるのは異例なのでは。

バチバチとした解散ではなく熟練夫婦の協議の上での離婚みたいなところがあるので、お互いに包み隠すところなくトークをしてくれるはずです。実際、解散発表後の初回では解散発表の反応やリスナーメールについて語ったり、全然関係ないことを話したりしています。もう3月まで耳が離せない!

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