尾道暮らし、はじめました。
はじめまして。広島県尾道市で地域おこし協力隊をしている池上と申します。東京から移住してはや1ヶ月、瀬戸内のめぐみで肥えはじめてはや1ヶ月が経とうとしています。
そろそろお腹も満たされてきたので、もうひとりの協力隊員とnoteをはじめることにしました。
このnoteでは、いま全国的に見ても移住者が多い「尾道」をテーマに、
・地域にいる人たちがはじめた新しい取り組み
・地域にいる魅力的なひとやスポット
・わたしたち(協力隊)が企画している事とその過程
などについて書いていこうと思います。私が管理を担当しているInstagram(@onomichilife)とあわせてフォローいただけるとうれしいです。こちらでは観光スポットや暮らし・人をヴィジュアルで発信しています。
初回となる今回は、私たちのかんたんな自己紹介と、尾道ってどんなところ?なぜ移住先で人気なの?ということについて書いていきます。
かんたんな自己紹介
尾道市では、現在2人の地域おこし協力隊が活動しています。1人は御調町(みつぎちょう)担当、もう1人は尾道市全域担当です。
詳しい位置は以下でご紹介しますが、御調町は尾道で連想する「海のまち」のイメージとは反対に、山のエリアにあたります。地方で想像するような、田畑の風景が広がっているところです。
この御調町の地域を担当しているのが、もうひとりの協力隊である大橋で、農業の専門家です。
日本の農業学校で教えていただけでなく、カリフォルニアでオーガニックファームの勉強をしたり、JICA青年海外協力隊としてブータン王国で農業の技術指導者として活動をしていました。
御調町では、農業に関わる人たちといっしょに町内の農業がより盛んになる活動をおこなったり、町内の魅力や観光スポットなどのPR・広報活動をしています。
つづいて尾道市全域を担当する私(池上)ですが、移住者向けのPRや、ふるさと納税の産品づくりがミッションです。そのため、先ほどご紹介したinstagramの運営もしています。
前職はスタートアップ系の民間企業で、マーケティングや広報、営業、展示会出展のマネジメントなどをしていました。
ONOMICHISHARE(オノミチシェア)というコワーキングスペースを利用しながら尾道市の各地をまわり、企画を立てています。
ふたりとも東京から尾道に移住して来たので、移住してみた率直な感想もnoteでまとめてみたいなと思っています。尾道の移住にご興味のある方は、お気軽にご連絡ください♪
尾道ってどんなところ?
尾道は人気のある観光地として知られているので、旅行したことがある方も多いのではないでしょうか。
もともとは、江戸~明治時代にかけて瀬戸内海・日本海沿岸の地域で物品を売り買いしてまわった貿易船、北前船(きたまえぶね)の寄港地として栄えていた港町です。
現在は港町の面影を残しながら、サイクリストの聖地「しまなみ海道」や、移住者の方々が空き家リノベーションでつくった特徴的なお店、有名な建築家が設計した商業+宿泊施設がある場所として知られています。
地図で見てみると、尾道市は広島県の南東に位置しています。
約15年前に、2市3町が合併して、いまの南北に長い形ができあがりました。ちなみに協力隊の大橋がいる御調町は、尾道市の北部にあります。
よくガイドブックやネット記事で目にする、商店街の古い建物をリノベーションしてつくられたカフェや宿泊施設、新築のお店などは、上の地図の「市街地(オレンジ色の斜線)」にあります。
NPO法人尾道空き家再生プロジェクトなど、尾道市には活発に活動している団体が複数あるので、空き家をリノベーションして新しいお店をはじめたいひとへの環境は整っているかなと思います。
そして、そのような市街地と、瀬戸内海に浮かぶ島々をつないでいるのが、先ほどご紹介したサイクリストの聖地「しまなみ海道」です。
尾道市には7つの島がありますが、そのうち向島(むかいしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)の3つはしまなみ海道で渡ることができます。
それぞれの地域の衣食住、仕事事情なども後日記事にまとめていくので、今回はこれくらいのご紹介で区切ろうと思います。
なぜ移住先として人気なの?
なぜ尾道を選んだのか移住者の方に話を聞くと、よく返ってくる答えは「落ち着く」「瀬戸内海が好き」「古いまち並みや山並みが好き」というものです。
尾道と聞くと、川のような海(尾道水道)がまっさきに思い浮かぶひとも多いかも知れませんが、実は山・まち・島のすべてを抱えた、いいとこ取りな地域といえるかもしれません。
海や山といった自然が好きな方や、商店街のようにレトロな雰囲気が好きな方、そしてこれらが好きで移住して来たひとがはじめた個性的なお店が好きな方などが、連鎖的に移住者を引き寄せているように感じます。
また、地元の方々も外から来たひとを快く受け入れる方が多く、ある地元の方の言葉を借りると「むかし港町としていろいろな物やひとが出入りしていた歴史的背景」もあり、開かれた雰囲気があります。
移り住んできたひとたちは何か新しいことをはじめる場合も多いので、「移住したときは何も考えていなかったけれど、周りのひとたちを見て自分も何かやりたいと思った」と言ってお店をはじめる方も多いです。
もちろん、尾道で暮らしていると都会で暮らしていたときとは異なり、当たり前にあったものがない、ということもあります(こちらも後日記事にします)。
それでも(特に新型コロナウイルスになってから)移住者数が増えているのは、ないもの以上にあるものに魅力があるからではないかと思います。
これから2人で尾道市のさまざまな情報をnoteで公開していきますので、読んで惹かれるものを感じた方は、あまり気負わずに軽い気持ちでご連絡ください。それでは、これからよろしくお願いします!
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