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【卒業生インタビュー】 vol.1 吉田さちえさん

今回インタビューさせていただいた人
・吉田 さちえ(よしだ さちえ)さん
・9期講座(2023年)卒業
・最終発表タイトル
「無職を経てファッション起業へ」


若チャレに参加した動機は何ですか?

昨年の3月まで京都在住で働いていましたが、無職になり、尾道に移住しました。
初めての尾道で、知り合いもいなければ働き口もなかった。でも時間はいっぱいあったので、せっかくなら、尾道について知りたいし、次につながる新しい何かを始めたいと考えていました。
そう思っていた時、チラシで若チャレの存在を知り、何かを始めるきっかけになるかもしれないし、尾道での新たな友達をつくれるかもしれないと思い、参加を決めました。
「尾道でこんなことをやりたい!!」という強い動機があったわけではなく、「時間あるし、やってみよっかな~」という気持ちでした。

受講中のエピソードを教えてください

実は初回はパリでリモートで参加していて、後藤さんやほかの受講生の方たちの声は聞こえるけど顔は見えない状況で、ひたすらパソコンに向かってしゃべっていたので、第2回の百島回が若チャレリアル初参加でした。
誰が誰だかわからない中、「こんにちは~」と受講生のみなさんやチューターの方からフレンドリーに声を掛けられて、その親しみやすさに戸惑ってました(笑)

2回目が終わったあとの懇親会の1枚。
初めて出会った仲のままその後一緒に東京まで行きました。

参加してみてどうでしたか? ~感じたこと、思ったこと~

第2回に百島に行った際に、乗せてもらっていた車が対向車と道幅の狭さで立ち往生していた時、自然と交通整理へと体が動きました。人の役に立つためにやらなきゃ、という意識は全くなく、「私実は普通にこんなこと出来るんだ、体動かせるんだ」と気づかされました。
その後の最終発表で配布した「尾道ファッションマップ」作成のためのお店巡りやファッションショーで使う服を借りるためのお伺いでも、身構えることなくお店の方と話したり、交渉したりできた自分に対して、フットワークが軽くなったなと感じました。自分にブレーキをかけることがなくなり、「とりあえずやってみよう」精神で動けることが増えたと感じます。

最終発表会のタイトルです。
「尾道ファッションマップ」は自分の足でお店を周って作成しました。

卒業後の今の状況はどうですか? ~今取り組んでいること、取り組む予定のこと~

現在は「オノミチファッションワークス」という事業を立ち上げ、洋裁師、パーソナルスタイリストとして仕事をしています。開業して、事業を育てている最中ですね。

「オノミチファッションワークス」のURLはこちら↓


また、尾道のカフェ「おやつとやまねこ海辺店」を間借りして、週に一度の店舗営業も始めました。店舗では服を作ったり、直したり、服についての相談を受け付けたりしています。
店舗営業を始めたのは、服をつくる様子を生で見てもらって、服作りやリメイク等を身近なものに感じてもらいたい、そのきっかけや場所をつくりたいと考えていたからです。

服制作の様子です。
「おやつとやまねこ海辺店」でのお仕事中の様子です。


今後としては、「尾道ファッションマップ」に載っている尾道の素敵なお店をたくさんの人に伝えたいし、書ききれなったことがまだまだたくさんあるので、Instagramのアカウントを作って情報発信していきたいと考えています。そのアカウントを通して、尾道で服を買う人、尾道で服を買うことを楽しめる人を増やすことが最終的なゴールだと思っています。
また、「好きな服を大切にする=自分自身を大切にする」だと考えていて、自分の気持ちや感情を大切にすることは自分の持ち物、そして関わる他者も大切にすることで、まわりにも派生して、服をきっかけに尾道に住んでいる人、尾道というまちを元気にしたいと考えています。

若チャレの最中にも実際に尾道のお店と一緒に取り組みをさせていただきました。

あなたにとって若者チャレンジ講座とは?

ゆる講座でした(笑)。20~60代と年齢層は幅広かったですが、年齢差を感じさせない雰囲気で、同級会のようでした。毎回会うたびに夏休み明けに友達に会うような嬉しさを感じていました。

最終発表会では、実際にファッションショーを行いました。
モデルの二人は若チャレの同期の受講生で、友達のように一緒に楽しんでくれました。

最後に

若チャレのような取り組みをやろうと企画して、この場を作って維持してくれている尾道市の職員の方々、後藤さんをはじめ運営の方々、講師の尾野さんと内海さん等々、関わっているたくさんの方々に感謝しています。

(ライター 本岡 美咲)


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