殴り書いてく「年の差婚」記録0
ずいぶん早く目が覚めた。
平時、10時ぐらいにダラダラしぶしぶ起き上がるところが、5時を過ぎてトイレに起きてから寝付けない。
そんな時はTwitterもといXを流し見ていると、再び眠りにつけるのだけど、今日はなんだか目が冴えている。
隣で眠る夫の顔をぼーっと見ながら眠気が襲ってくるのを待っている間に、ハタと気がついた。
今日は自分の44歳の誕生日なのだ。
これまでなら、誕生日前日はちょっとわくわくして0時を迎える瞬間を噛み締めていたはずなんだけど、今年はすっかり忘れていた。
感性が鈍ったせいもあるんだろうけど、これは6年前に始まった20歳年上の夫とのゆるゆるな暮らしに慣れて切ってしまい、日々の大きなうねりの中で自分を軸とした感覚を失いかけているんじゃないかい。
これでいいのかい。
いや、ベッドの中で眠たくもないのにゴロゴロしている場合ではない。
静かにベッドを抜け出した。
とりあえず、いつもと違うことをしてみようと朝の散歩に繰り出してみようかと顔を洗い、服を着替える。
家を出る前にメールをチェックとPCを立ち上げる。
登録しているライターのnoteの新作案内通知を開き、おもむろにnote記事に目を通し始める。
あー、おもしろいなー。相変わらず熱量すごいな、この人。
おすすめに出てくる関連noteも妙に気になり出し、止まらない。
ふと「年の差婚」というキーワードでnote記事を検索する。
赤裸々にじっくり書かれている記事も多いから、他の年の差婚の内情も知りたいじゃない。
何かやらなければならないことがある時って、全然違うことが気になっちゃったりやる気になったりする現象、あるよね。
なんて呼ぶんだっけ、あれ?
試験前の部屋の掃除現象?
「年の差婚」記事を読もうとしたところで、手を止める。
今はお隣のご家庭の事情を覗きに行っている場合ではないのだ。
わたしは日々ダラダラと生きて自分の誕生日も忘れちゃうような生活を送っているやつなんだ。
忘れちゃう前に自分の記録を残そうよ、と。
自分にとって大切なくだらない出来事。
どーでもいい心のつぶやき。
というわけで、決して長続きはしない予感がするけど20歳年上の夫との生活を中心に殴り書き(キーボード入力だと殴り叩き?)していこうと思う。
主な登場人物:
わたし(仮名 小野 まとぺ)45 歳。
ポンコツ系お花畑。飼ってないけどうさぎ好き。(今気づいたんだけど、44歳じゃなくて45歳になったんだった。いつの間に44歳になって終わってたの…忘却の彼方すぎる)
夫(仮名 パンダ)65 歳。
いつまでたっても少年系な男子。寝るの大好き。
今日はここまで。
外も明るくなってきたし、そろそろ散歩に行きたくなってきた。そして困ったことに同じくらい眠くもなってきた。